1955年、アメリカにロックン・ロールが産ぶ声を上げて以来、幾多のミュージシャンがヒット・チャートをかけのぼっただろう?“ロック・アラウンド・ザ・クロック”から始まって、ボブ・ディランのデビュー、フラワー・ムーヴメント、サザン・ロックの席捲、ニューヨークに起こったパンク、ウエスト・コースト・サウンド、そしてマイケル・ジャクソン、マドンナ、ブルース・スプリングスティーンまで。アメリカン・ロックの本流を追い、写真で構成した本書は、ロックの歴史を一挙に見渡せる格好の入門書である。
ボブ・ディランの反戦歌が流れる1970年代初頭のアメリカ東部。スミス大学の学生運動家だったサラ・クラインヘーゲンが地下に潜行し消息を絶った。潜行直前にサラは女の子メリッサを出産したが、子供を残して姿を消したのだった…。それから14年。臨時探偵ジェームズ・マーレーはメリッサの曾祖母の依頼でサラ捜しを始める。マーレーはサラの母校を訪れ、詩の教授と彼女が会っていたことをつきとめた。さらに執拗な調査を続けたマーレーは、ついに彼女を捜し出すことに成功した。しかし、正体不明の何者かが彼を襲い、続けてサラの命もつけ狙い始めた…。
米英のマスコミが嵐のような賞賛を贈った本書は、ディランの天才性を、驚くべき洞察力と角度からあますところなく描き出す。
ディランが行なったすべてのパフォーマンスを追体験する。本当の意味で、ディランの『自伝』と呼べるものは、内面まで含めて彼の人生と関わりをもつレコード、映画、公演、セッションといった仕事総体である。
50年代のロックン・ローラーたちに始まり60年代初頭に登場したロックの生みの親、英米ロックのオリジネイターたちの足跡。E・プレスリーからビーチ・ボーイズまで。