ボブ・ディランのライヴにおけるパワーがまったく衰えていないことを証明する2枚組EP。個性が強いため敬遠している人も多いかもしれないが、このあたりをきっかけにして去年のグラミー・ウィナーであるディランの魅力に触れてみるのもいいのでは?
●今年2007年はデビュー45周年。偉大なるアーティスト、ボブ・ディランを全世界的に次世代へ伝えていこうという大掛かりなキャンペーン「DYLAN ICON」が始まります。
日本では近年ずっと途切れぬディラン再評価ムーヴメント:映画『NO DIRECTION HOME』、自伝本、紙ジャケ、新譜『モダン・タイムス』(30年ぶりの全米初登場No.1)、DVD『DON’T LOOK BACK』…。更に2つの映画主題歌:「風に吹かれて」(6月公開「アヒルと鴨のコインロッカー」)、「天国の扉」(9月下旬公開「サルバドールの朝」)、そして日本では来年2月初来日武道館公演から30年の節目・・・。過去最大規模でボブ・ディランの再評価熱が高まること、間違いありません!
今後世界初の公式REMIX/MASH UP企画、初の「LIKE A ROLLING STONE」クリップを制作、凄いアーティストによるカバー・ヴァージョン他盛りだくさんな企画が目白押し。今後マス・マーケットへ向けての究極のベスト盤、海外で話題のディラン伝記映画「I’m Not There」のサントラ、11月には新規BOOTLEG SERIESも予定されており、この秋はディラン一色になります!
■完全生産限定盤 / 3枚組ボックスセット / 布張りカバーボックス / 50P強力ブックレット / 10枚組ポストカード付 / 新規デジタルリマスター
ボブ・ディランのスタジオ録音作としては33枚目となる、3年ぶりのオリジナル・アルバム。米・仏合作映画『My Own Love Song』の楽曲製作過程からインスピレーションを得て着手したという要注目作。
現時点でのディランの宗教観こそ不明ながら、このクリスマス歌集はいい! デヴィッド・イダルゴのアコが冴えるポルカ調の「マスト・ビー・サンタ」など異色の演奏を交えつつも、本人のだみ声は無心そのもの。この異形のポピュラー・シンガーぶりにあっては、凡百の季節ものなど吹き飛ぶこと請け合い。★
新曲ばかりのレコーディングは、実に7年ぶりだそう。ツアー・メンバーに同世代のベテラン・ミュージシャンを加えた編成で、泥臭い歌と演奏を聴かせる。前作『奇妙な世界に』くらいなまなましい音質でもよかった気はするが、ディラン自身は気力十分。
drive-thruレーベルのアーティストを中心とした、ボブ・ディランへのトリビュート盤。スティール・トレインほか気鋭のバンドがアレンジを凝らし、名曲の数々を鮮烈かつホットに料理している。
ディランの名曲群(それも渋めの選曲!)をジャズでカヴァー。ゆったりとしたリズム隊と、ムーアが操る吹奏楽器の響きが心地よい。あの詩がなくとも、このトリオの大胆かつ巧みなアレンジの前では、曲自体が語っているようだ。ディランとジャズ、どちらのファンにも。
シーケル・ソングライターのシリーズ第4弾で、ボブ・ディランのソング・ブックを。ロニー・ドネガン「フェアウェル」やマーマレード「ミスター・タンブリン・マン」など珠玉のカヴァー作品集。
映画『Wonder Boys』のサントラに収録された「シングス・ハヴ・チェンジド」をフィーチャーしたミニ・アルバム。新曲+最新ライヴ収録した、ファン必携のアイテム!
たった一人で歌い続けた、ボブ・ディランの言葉が、いまこの一冊に。自由に創るには、自由に歌うには、自由に生きるには。すべての自由を求める人へのメッセージ。
1971年に発表された通算2枚目のオリジナル・ベスト盤。1967年の第1弾とダブらない選曲に加え、当時未発表だった曲が6曲も収録されており、ファンにとっても侮れないアイテムだ。