1976年11月25日、サンフランシスコのウィンターランドで行なわれたザ・バンドの解散コンサートを、巨匠マーティン・スコセッシが収めた音楽ドキュメンタリー。クラプトンやディランらによる夢の競演が見もの。
ボブ・ディランの音楽形成に与えた影響のすべてを、ディラン研究の第一人者が完全解析。初期オリジナル・アルバム7作の全曲ガイド、衛星ラジオ「テーマ・フロム・ラジオ・アワー」全106回の完全選曲リストを合わせて収録。
「ボブ・ディランにもっとも近い男」と知られる菅野ヘッケル、ディランを始めアメリカン・ルーツ音楽にも精通する音楽評論家の宇田和弘、海外での評判も高い世界屈指のディラン・コレクターの立見伸一郎、デビュー当時からのディランを「リアル・タイム」で聴き続けている音楽評論家の鈴木カツが集結。ボブ・ディランの魅力を語り合うことで新しいファンの開拓を目指すという、志の高い本作りを目指した(!?)。惚れ込んだディランへの熱きトークの連続。
ディランが行なったすべてのパフォーマンスを追体験する。本当の意味で、ディランの『自伝』と呼べるものは、内面まで含めて彼の人生と関わりをもつレコード、映画、公演、セッションといった仕事総体である。
『ボブ・ディラン全詩集』に新たに120篇を加え、ディラン自身が編集した決定版。アルバム未収録曲も多数収める。自筆挿絵18点、全篇英語原詩付。
ボブ・ディランをメインストリームとした20世紀のロック名盤を紹介したガイドブック。ディランズ・ヒーローとディラン60年代録音の名盤、ディランロックとディラン70年代録音の名盤など時代とジャンルにわけて各曲を紹介。現在入手可能のものから廃盤のものも含めて全300枚を収録。
20世紀最高の叙情詩人にして、叙事詩人ーボブ・ディランの詩作を全篇新訳!1962年の活動開始から今日に至るまで、ディランが発表したオリジナル歌詞352曲(354篇)を完全収録。原詞、訳詞を対照しながら、時代をリードし続ける巨人の足跡をたどる。
33の証言をもとにボブ・ディランをひとりの人間としてとらえ、その真実の姿を浮き彫りにする。
時代とともに変わり続ける男のすべてを知ろう。
7度目の来日を果たしたボブ・ディランのあらゆる作品をていねいに解説したディスク・ガイドです。全オリジナル・アルバムはもちろん、“ブートレグ・シリーズ”などの発掘録音収録アルバム、シングルのみ発売だった曲が詰め込まれた編集アルバム、意外な交友関係を知ることができる参加アルバムまで、約270作品をきめこまかく紹介。それらを通して、何度も変化を繰り返してきたディランの全貌を明らかにします。
ディスク・ガイドも、それ以外の記事も、すべて書き下ろし。ぜひお読みください。
<もくじ>
■ 初来日公演1978(写真=中島清一/文=菅野ヘッケル)
■ 立見伸一郎氏のコレクション
■ 変化を繰り返す男、ディラン(中村とうよう)
■ 時代を超越し永遠に不変な曲をめざして(小倉エージ)
■ 21世紀のディランと米国ルーツ音楽(萩原健太)
■ さすらう魂は挑戦を続ける(和久井光司)
■ ボブ・ディランの右側(浦沢直樹)
■ オリジナル・アルバム(和久井光司)
■ 発掘音源収録アルバム(和久井光司)
■ 編集アルバムほか(和久井光司)
■ シングル・リスト
■ 映像作品(宇田和弘)
■ 参加アルバム パート1[オムニバス、サウンドトラック](宇田和弘、小川真一、和久井光司)
■ 参加アルバム パート2[他人名義の作品へのセッション参加](宇田和弘、小川真一、和久井光司)
■ ディランの豊かな人脈を知るアルバム60(鈴木カツ)
■ 新世代へ贈るディラン・カヴァー・ベスト20(菅野ヘッケル)
■ ディランをもっと知るための関連書15+α(菅野ヘッケル)
あの夜、歌舞伎町のビルに火を放ったのは自分なのか、それとも?-泥酔した記憶が定かでない中古レコード店主は自問を繰り返す。不穏な日々を彩るように流れるディランの歌声。やがて不審な客が店を訪れ「火をつけろ」とつぶやき姿を消した…。あの「九月十一日」の直前、東京・西新宿を舞台に、変容する世界を描く表題作と、三十一年間借りたままの本を返しにゆく奇妙な一日を写す「返却」。現代演劇を刺激し続ける著者が挑む“小説の冒険”。