ルー・リードの40余年にわたる音楽活動の集大成ともいえるベスト盤。「スイート・ジェーン」などヴェルヴェッツの名曲3曲と、RCA/アリスタ〜サイアー・レコードでのソロ作から選りすぐった楽曲を収録。2005年のデジタル・リマスター音源。
坂本が2009年春に行なった国内ツアーのライヴ録音から、27曲を自らセレクトしたアルバム。どんな内容・性格を持つ曲であれ、根底にあるのは透徹した眼差しと鋭い耳、どこか高貴な感性。そしてそこから生まれる知的で澄んだ静けさ。聴き惚れた。★
鈴木啓之著『王様のレコード』にリンクしたCDで、鈴木啓之自身がプロデュース。アニメや特撮のCDは多く出ているがひと味違う。カヴァー・ヴァージョン「鉄腕アトム」やもうひとつのオリジナル版「鉄人28号」、オリジナル歌手によるクラウン版の「オバケのQ太郎」「ひょっこりひょうたん島」「ケロヨンのうた」、あまりCDに収録されたことのない「海底大戦争」「魔神バンダー」などレア音源多し!
80年代にLAで活動していた日本人ギタリストが復活! 過去のデモやライヴ・テイク、新録音を加えた音源などで構成される本作は、本格再始動の予告編か。メロディアスなハード・ロック/メタル・チューンが満載され、Anchangやギルビー・クラーク、ビリー・シーンなどゲストも豪華だ。
ロジェ / ドビュッシー:ピアノ作品全集 Vol.2
無限の発見への素晴らしき旅〜ロジェのドビュッシー全集第2弾!
フランスのピアニズムを例証する現代最高の存在のひとりであるパスカル・ロジェ。そのロジェ自身にとって初となるドビュッシーのピアノ作品全集の第2巻が登場。初の全曲録音となった前奏曲集第1巻&第2巻を収録した第1弾(ONYX4004)では、圧巻の演奏を披露し世界中から称賛を浴びるなど絶大なる存在感を再度証明したロジェ。
今回リリースとなる第2巻では世界中で親しまれている小品の数々を収録。ちなみにロジェは1970年代後半に『版画』、組曲『子供の領分』、2つのアラベスク、『ベルガマスク組曲』の録音を行っており、この4曲に関しては今回が待望の再録音となります。
円熟味漂う現代フランス最高のピアニストが満を持して送り出す究極のドビュッシー。乞うご期待!(東京エムプラス)
クロード・ドビュッシー(1862-1918):
・版画
・組曲『子供の領分』
・2つのアラベスク
・ベルガマスク組曲
・レントよりおそく
・バラード
・マズルカ
・小さな黒人
パスカル・ロジェ(ピアノ)
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作曲家、作品、そして自身の二面性を巧みに表現
キャシー・クリエ5枚目のソロ・アルバム
ヨーロッパ・コンサート・ホール協会(ECHO)2015/2016シーズンのライジング・スターに選出されヨーロッパ各地の主要ホールで公演を行うルクセンブルク出身のピアニスト、キャシー・クリエ。これまでに「CAvi music」からは4枚のディスクが発売されており、ヤナーチェク:ピアノ作品集はレコード芸術で特選盤という好評を得ています。
彼女のここ最近のアルバムは、ラモーとリゲティ、リストとベルクといった異なるスタイルをもった作曲家を1枚のアルバムに収録し、それぞれの対比を鮮やかに描き出していました。今回のアルバムは、ドビュッシーとシマノフスキというほぼ同時代の作曲家でまとめています。シマノフスキは、ポーランドの印象派とも言われることや、一見ドビュッシーと音楽的共通点があるように思いますが、シマノフスキ自身は若い頃は印象主義やドビュッシーの音楽にはあまり共感を抱いていなかったようです。しかしシマノフスキ中期の作品にあたる『マスク(仮面)』は、シマノフスキらしい神秘的なハーモニーは健在ですが、印象派の手法で書かれており、ドビュッシーの影響も少なからず感じる作品。一方、ドビュッシーの『仮面』は、調性やリズムなどで仮面のもつ二面性を表現した作品。作曲家、作品、そして自身の表と裏を卓越した表現力と音楽性で見事に描いたアルバムです。(輸入元情報)
【収録情報】
● ドビュッシー:映像 第1集(水に映る影/ラモー賛歌/動き)
● ドビュッシー:映像 第2集(葉ずえを渡る鐘/ 荒れた寺にかかる月/金色の魚)
● ドビュッシー:仮面
● シマノフスキ:マスク(仮面劇) Op.34(シェエラザード/道化のタントリス/ドン・ファンのセレナード)
キャシー・クリエ(ピアノ)
録音時期:2016年11月
録音場所:フィルハーモニー・ルクセンブルク、室内楽ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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ハンス=クリストフ・ラーデマン指揮、ドレスデン室内合唱団による
魅力的なアドヴェントとクリスマスのための録音が誕生!
この度、ハンス=クリストフ・ラーデマン指揮、ドレスデン室内合唱団による魅力的なアドヴェントとクリスマスのための録音が誕生しました。12月25日のクリスマスのクライマックスに向かう4週間をアドヴェント(待降節)と言い、ドイツの人々にとって一年で一番大切な、喜びにあふれる4週間となります。
ここに収録されている作品は、ミヒャエル・プレトリウスによる讃美歌が厳選されています。ミヒャエル・プレトリウスは膨大な数の讃美歌の歌詞と旋律を集めており、それを編纂した全9巻の『シオンのムーサたち』に収録されています。『エサイの根より』は、元々ドイツの地方に伝わるキャロル。プレトリウスは初めの1、2節だけを採用し、加えて、第2節の強調点をマリアから幼児イエスに置きかえました。それ以来、プロテスタントの歌集に収録され、世界的にも有名なアドベントのための歌となりました。
2021年に生誕450年&没後400年を迎えたミヒャエル・プレトリウスは、17世紀初頭ドイツの作曲家、オルガニスト。まず何より印象的なのは、独学で手に入れた並外れた創造力と決して長くはない生涯に生み出された膨大な量の作品です。また生涯を通じて讃美歌との関わりを続けてきたことは、彼の信条の表明でもあったかもしれません。(輸入元情報)
【収録情報】
プレトリウス:アドヴェントとクリスマスのための音楽集〜エサイの根より
1. Jubilate Domino (03:23)
2. Vulpius: Es ist ein Ros entsprungen (01:42)
3 .Nun komm der Heiden Heiland (03:25)
4 .Vom Himmel hoch (14:46)
5 .Magnificat (09:23)
6 .Es ist ein Ros entsprungen (03:11)
7 .Quem pastores (04:56)
8 .Der Morgenstern ist aufgedrungen (02:15)
9 .Angelus ad pastores ait (03:31)
10. Resonet in laudibus (03:08)
11 .Puer natus in Bethlehem (06:13)
12. Wie schon leuchtet der Morgenstern (02:39)
13. Deo patri sit gloria (02:43)
ドレスデン室内合唱団
イザベル・シッケタンツ(ソプラノ)
ヨナタン・マイエンシャイン(アルト)
クリストファー・レンツ(テノール)
マルティン・シッケタンツ(バス)
器楽奏者たち
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)
録音時期:2021年7月
録音場所:ラーデベルク教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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名のみ知られるフォーレのオーケストラ曲をじっくり堪能できる
ムジカ・ニジェラ最新盤
手兵ムジカ・ニジェラを率い、フランス近代のオーケストラ秘曲集を次々リリースして注目される根本雄伯。ラヴェル、ショーソン、プーランクに続く待望の新録音はフォーレ。
曲頭を飾る『パヴァーヌ』は付随音楽として作られてはいないものの、後年『マスクとベルガマスク』にも使われていることで採り上げられました。根本のミンコフスキ譲りのノンヴィブラートな歌い回しが聖らかで新鮮。『シャイロック』はフォーレ自身が大オーケストラ用に手直ししたもので知られていますが、根本はパリの国立図書館でオリジナル室内オーケストラ譜を見つけ、それを再構築したのも期待できます。
未完の『幸福のヴェール』は1901年の作で、中国の盲目の賢人の話のため全体が東洋的で中華色にあふれているのがフォーレとしては異色です。きらびやかな中華色は少なく、水墨画のような幽玄な情景が広がります。
フォーレはピアノ曲や室内楽に傑作が多い印象がありますが、オーケストラ曲も独特の典雅な美しさに満ちた世界を提供してくれます。根本雄伯とムジカ・ニジェラも雰囲気と香りに満ちた演奏を繰り広げています。(輸入元情報)
【収録情報】
フォーレ:
● パヴァーヌ Op.50
● 付随音楽『シャイロック』 Op.57(オリジナル室内オーケストラ版、根本雄伯再構築 全6曲)
● 付随音楽『ペレアスとメリザンド』 Op.80(ケクランによるオリジナル室内オーケストラ版 全5曲)
● 付随音楽『幸福のヴェール』 Op.88(未完)
● マスクとベルガマスク Op.112(全4曲)
セシル・アシル(ソプラノ)
シリル・デュボワ(テノール)
ムジカ・ニジェラ
根本雄伯(指揮)
録音時期:2021年5月11-14日
録音場所:モントルイユ=シュル=メール劇場
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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ハンブルクで活躍したゼレの傑作受難曲
テレマンもカントルを務めたハンブルクにあるヨハネウム学院で、1641年から亡くなるまでカントルとして活躍したトマス・ゼレ(トーマス・ゼッレ)。1643年に書かれた『ヨハネ受難曲』はカラフルな楽器書法が特徴的な傑作。(輸入元情報)
【収録情報】
ゼレ:
● 大地は主そのものである D1.48
● ヨハネ受難曲(1643)
● 主をたたえよ D1.47
Dantes Diwiak(テノール/福音史家)
Johannes Euler(カウンターテノール/ピラト)
Janno Scheller(バス/イエス)
ゲッティンゲン・バロック管弦楽団&合唱団
アントニウス・アダムスク(指揮)
録音時期:2022年3月17-20日
録音方式:ステレオ(デジタル)
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ロックの殿堂フィルモア・イースト公演の模様を収録した2枚組ライヴ・アルバム。キース・ジャレットとチック・コリアのアグレッシヴなプレイが同時に聴ける夢のような作品だ。