グワーンと低音を鳴らしておいて、その上に薄くクリスタルに高音をキラめかせ、走れば光、浮かべば神秘、ぶつかりゃ戦い、淀めばカオス。60年生まれのエストニアの作曲家によるこの曲集、こうした堂々たる“アッタリマエ”さかげんがアッパレなのだ。
ハロウィンのギタリストが放つ初ソロ・アルバム。総体的にはバンド同様メロディックなスピード・メタルのラインを踏まえる。ただ、一方でY.マルムスティーンばりのシンフォニックな曲展開を見せ、彼自身の色付けも窺える。ファンには手堅い1作だ。
デジタル・ロックに真っ向から体当りした(1)から、美しいストリングスが涙腺を直撃する(12)まで。やんちゃでカワイイロックをやってるとばかり思ってた彼らが、ついに本性を現した傑作。メロディとアイディアの豊富さには、ちょっと比較対象が見当たらない。
須藤久雄ニュー・ダウンビーツ・オーケストラによる社交ダンス用インスト・ポップス集、クリスマス編。ダンスを離れて、純粋にBGM〜イージー・リスニングとして聴く人はまずいないと思われるが、(3)(7)(8)などはアレンジも洒落ており、聴かせます。