デジタル・ロックに真っ向から体当りした(1)から、美しいストリングスが涙腺を直撃する(12)まで。やんちゃでカワイイロックをやってるとばかり思ってた彼らが、ついに本性を現した傑作。メロディとアイディアの豊富さには、ちょっと比較対象が見当たらない。
須藤久雄ニュー・ダウンビーツ・オーケストラによる社交ダンス用インスト・ポップス集、クリスマス編。ダンスを離れて、純粋にBGM〜イージー・リスニングとして聴く人はまずいないと思われるが、(3)(7)(8)などはアレンジも洒落ており、聴かせます。
メロン記念日の2005年冬のコンサート・ツアー「今日もメロン明日もメロン,クリスマスはマスクメロンで!」から、12月25日に東京厚生年金会館で行なわれたライヴの模様を収録。
プロレス、ヘヴィ・メタル、ヒップホップ……。形はどうであれ、男はいくつになっても{男らしい}ものに憧れる。オレらの世代にとって水木一郎が歌ったヒーローものはそんな嗜好の原点だ。これはそんな水木の究極のベスト盤。正義、友情……。現在では記号化され、現実味のなくなっちまった言葉だが、男はそれを忘れちゃオシマイだというコトを痛感するCD5枚組、全123曲!
おおっ、これは懐かしい! 昭和30年代生まれならググッときそうな人気アニメの主題歌や挿入歌を収録、スポ根ものは梶原一騎原作のものが多く、彼も作詞を手がけているが、尾藤イサオが歌っていた(9)が寺山修司作詞とは知らなんだ。
「兄貴を尊う」と書いて“アニソン”と読む。実に素晴らしいネーミングに感心せずにはいられない2枚組ベスト。アニメから特撮まで、とにかくどれもこれもがシャウトしまくりで痛快ナンバーのオン・パレード。恐れ入った。歌手生活30周年、これが男の生き様だ!