MAXの4年ぶりのアルバムは、オルゴールのプロローグ(1)と間奏(6)、エピローグ(15)を付け、一枚のアルバムとしてストーリーを持たせている。デスチャっぽい(2)もあれば、いつものMAXらしい(5)、沖縄出身のMAXならではの沖縄テイスト(8)(9)、カヴァー(10)もあって飽きさせない。
ステレオラブやハイ・ラマズのプロデューサー、フルトン・ディングレイが手掛ける三人組のデビュー作。けだるいヴォーカルとファズ・ギターの取り合わせ、60年代カリフォルニアのサイケ・バンドを思わせるアレンジは、この手の音好きにはたまらない。
西海岸フュージョンの中でも、最もポップな路線を押し進めるリッピントンズのデビュー作。インストゥルメンタルを平易に親しみやすく聴かせる手法が巧妙。とにかく明るく楽しい。ケニーGやデヴィッド・ベノワなどゲストも豪華で、ヒットの原因を直感。
まさしく圧倒的名演である。カラスとステファノがEMIレーベルに残したオペラ録音から二重唱を抜粋した企画だが、声の良さ、歌の上手さのみならず、役者としての表現力に感心する。長く後世に伝えるべき、歴史的遺産と言えるだろう。