アリア集に夫君アラーニャとの二重唱など全曲録音からの聴きどころを加えたCD。得意の持ち役から「つばめ」の奔放なマグダまで、ゲオルギューならではの充実した歌唱を堪能できる。添付の映像やインタビューも興味深く、プッチーニ生誕150年を飾る好企画である。
イタリア系の名テノールたちが、その名を築いた時に必ずと言っていいほど取り上げるイタリアの歌の数々を、絶大な人気を誇る彼も取り上げた。大きな違いは、抜群のリズム感覚。発声を崩してもノリを大切にすることで、クラシックの枠を超えて楽しめるアルバムとなった。
ヴェルディ没後100年を記念して、ムーティ&スカラ座がヴェルディの故郷ブッセートで上演した「ファルスタッフ」。1913年にトスカニーニがヴェルディ生誕100年祭で上演したものを忠実に再現している。
3つの太陽が空に浮かぶ、実体を持った幻の海洋・ファファール海。その海には“永久の風”とよばれる、巨万の富を手にした海賊の伝説が残っていた…。来るものを阻み続けていた激流・断崖海流を越え、アーディルたちは未知なる冒険へ、そして伝説へ挑戦を始める!待ち受けるのは冒険と仲間とそして「世界の揺らぎ」!?海洋冒険譚、怒濤のスタート。
タイトルと装丁からは想像できない、執念すら感じさせる復刻アーカイヴ。ディスク1冒頭の1928年録音を皮切りに、多数の初CD化を含む60年代〜21世紀までの名演がずらり。ぎっしりと文章が詰め込まれたブックレットも凄味満点。日本の現場でジャズを聴いてきた人は、ぜひ持っていたい内容。★