ボブをはじめ豪華な参加メンバーにキャリア30年の足跡が見える。「TEEN TOWN」「KURU」はジャコへの意識の端的な表われ。演奏や音色、節回しにもそれを感じるが、ジャコやマーカスの影響を語るのは無意味で、櫻井自身の手で蓄積してきた血肉が結実している。「TEEN TOWN」やドナ・リーがモチーフに聴こえる!? 自作「BRIGHT MOMENTS」が楽しい。
強欲都市ヴェルゼンハイムをわが物顔で支配する一族、その名もーマスケイン一家は一夜にして滅んだ。“マスケイン一家の暴児”として恐れられていたディクセリオ、通称ディックは死んだはずだったが、時空を超越する存在となり、都市を渡り歩いていた。なんの目的で、なにを為すために?ここで為すことがなにに繋がるのか。イグナシス。リグザリオ。二者の対立の中で、この不可思議な物語の中で、ディックは復讐を渇望する。そして、ディックは学園都市ツェルニに立っていたー。『鋼殻のレギオス』本編と前史『レジェンド・オブ・レギオス』シリーズを縦横に活躍する、謎の男ディクセリオ・マスケイン。彼の謎を明らかにすることは、レギオス世界全体の謎の解明につながるー。増殖する“レギオス・ワールド”の決定版となるバイオレンス・ファンタジー第二弾。
タイトルと装丁からは想像できない、執念すら感じさせる復刻アーカイヴ。ディスク1冒頭の1928年録音を皮切りに、多数の初CD化を含む60年代〜21世紀までの名演がずらり。ぎっしりと文章が詰め込まれたブックレットも凄味満点。日本の現場でジャズを聴いてきた人は、ぜひ持っていたい内容。★
プレスティッジに育てられたといっても過言ではないほど、同レーベルに初期の重要作を残したマクリーン。荒削りな部分もありながら、貪欲に自らのアルト・サウンドを追求したニューヨーカーの名演を集めたベスト盤。
TBS系の音楽番組『CDTV』の15周年を記念したコンピ盤の“アゲウタ”編。93年〜2008年までの15年分のランキングから第1位を獲得した楽曲のみを収録。 岡本真夜「TOMORROW」など、その時代を代表する名曲が満載。
ベストセラー・ライヴ・アルバム『ストレイト・トゥ・ザ・ハート』の映像版。全編モノクロでの収録という、ライヴ・ビデオとしては初の試みがなされた作品。迫力の演奏は圧巻そのもの。