「自然の観察に教科書は不要。強いてつくれば教師は教科書で指導して、子どもを野外に連れ出すことをしなくなる」という趣旨から、教師用書のみを作成。それまでの知識伝授型の尋常小学校理科の発想を大胆に転換した「日本型理科」の原点がここにある。昭和十六年に発刊された幻の名著を解説つきで復刊。