実質的な執筆者・井上毅は『教育勅語』で立憲政体主義を掲げようとしていた!テキストに即した読みで従来の解釈に全面的な変更を迫り、そのうえで「戦後民主主義と天皇」を考察する。
借りものでない自分だけのことばと小説世界を求めて、十年間さまよった。古代中国を描く以前、著者二十代から三十代の初期作品集。
さかなの生態がわかれば、写真はもっとうまくなる!めざせ!マクロハンター!プロが教えるワンランク上の水中撮影テクニック。
フランス人が築いた家、アメリカ独立後の多彩な家、ライトやグリーン兄弟が建てた斬新な家など78軒を掲載。住まいの文化をわかりやすく解説。インテリアのデザインや演出など住まいづくりのヒントがいっぱい。各エリアごとに、建国にちなんだ歴史上の建物や人物、見どころなどの旅情報を掲載。
江戸の時代から連綿と女たちによって一針一針受け継がれた小さな至宝。お細工物の世界が今ここに華ひらく。
パリ究極のエスプリは「世界一美しい花屋」にあった。アール・ドゥ・ヴィーヴル(生活の中のアート)の極致。その豪華で繊細なディスプレイ、個性と哲学、インテリアとエクステリア、カラーアレンジのセンスは、さまざまなシーンに刺激を与える。エルメスやシャネルもその感性に脱帽した。旬の15ブティックを徹底取材、詳細なマップ付きでパリ・フルリスト最前線のすべてわかる。
宗教は「迷信」ではない。ラディカルな自己認識への論理的な「問い」である。二人の宗教的天才が全存在をかけた「問い」とは何だったのか。ともに自己の悪を見つめたイエスと親鸞の思想に通底する「普遍性」を明らかにする。
近藤勇、土方歳三、沖田総司…動乱を生きる烈士の群像。
明治初期、集治監という刑務所の囚人労役は貞山運河改修。ある事件を境に彼らの人生が移ろい始める…。「卵」-中央公論新人賞ーから17年。円熟期を迎えた著者待望の歴史小説。短編「無間の鐘」併録。
慶応四年ー徳川家が朝敵とされた今、将軍家兵法指南役という武門名誉の職にあった柳生藩は、佐幕派の江戸侍と勤王派の国侍とに分かれ、いがみ合っていた。両派は、朝廷に逆意ありとみられぬため、藩主但馬守俊益を上京させることに合意。しかし、一行が出立した当夜、国侍は柳生に残った五人の江戸侍を捕縛監禁、その後も策を弄し、京に出た佐幕派を次々に呼び戻しはじめた…(表題作)。珠玉の時代小説集。