「剣聖」として後世に語り継がれる柳生石舟斎宗厳。しかしその人生は、厳しい苦難の道のりであった。筒井順昭、松永久秀、織田信長ら群雄の狭間で翻弄され、豊臣政権下では「隠田」を密告されて所領没収。柳生家の繁栄は、五男宗矩が徳川家康の下で活躍する「関ヶ原」以後、石舟斎七十過ぎのことであった。戦乱の世に剣の道を一筋に貫き、自らの宿命と戦い続けた男の生涯。
子育てのアイデアを集めた事典。親がつきあたるさまざまなしつけや行動の問題に、正しい答えをみつけるためのヒントがあげてあります。子育てに関するさまざまな考え方や方法を示し、それによって読者が考え深い親になるための手助けをするのがこの本のねらいです。
本書では、教える、学ばせるという授業の形を取り払って、指導者と子どもたちがいっしょになって、ともに楽しめるような授業にするために、筆者が武蔵野音楽大学、お茶の水女子大学、筑波大学、東京青山の「こどもの城」をはじめ各地で行なっている指導者のためのワークショップで実践してきたことを、実際の教育現場で応用できるようにわかりやすくまとめた。単に事例を提示するのではなく、その事例の実際の状況や進め方、子どもたちの反応などを経験に基づいて具体的に示すことに重点を置いている。
ベストセラー「借りたカネは返すな!」の企業再生屋が新たに図解で徹底解説。
「基本に始まり、基本に戻る」初心者もベテランもモチーフに対峙したときに、必ず自分に言い聞かせないといけない言葉です。そして集中力を発揮して観察し、生きた鉛筆のタッチを紙にのせましょう。本書はこの理念に基づいた、新しい学習法を提案します。
中堅企業が勝ち進むために共通する成功要因は、サプライチェーンを改革して、リードタイムの短縮と機会損失の解消を図ることである。本書はプロセス革新とERP活用による情報戦略のベストプラクティスを提示することによって、これを実現する道筋を提起した。
高校生の基本単語を中心に一般語、固有名詞、略語、複合語、派生語、接頭辞・接尾辞、変化形、成句を合わせ約8万5千語、用例約6万を収録した英和辞典。古い語法を排除し現代の英語事情を正確に反映。知りたい語意がすぐわかるよう、使用頻度順に語義を配列。英米の文化背景がわかる背景、参考、表・図解イラストを豊富に掲載している。巻末には和英索引が付く。
安政二年、隠匿金を巡って浪人同士が斬り合いになった。そこへ幕臣・平岡円四郎の依頼を受け、東郷征次郎が乗り込む。彼は耳目の千安と女忍の照を使い、金を持ち逃げした男たちを追う。奴らは金で俵物と銀を買うため裏商人に接触を計った。どちらも幕府の許可無くして扱えぬ禁制品。追いつめる征次郎の前に、裏商人の元締が…。文庫書下ろしシリーズ第三弾。
ガラガラごえのやぎがいたよ。ちいさなちいやぎと、ちゅうくらいのちゅうやぎと、おおきなおおやぎ。「むこうのやまに、おいしそうなくさがあるよ。たべにいこう。」楽しいしかけがいっぱい。
たよるべきものを一切もたない魏の人・范雎は、一遊説者から身をおこし秦の宰相となる。人は人を映す鏡。澄明寡欲なその生涯。
江戸開府以来、徳川将軍家の兵法師範として栄達の道をすすむ柳生宗矩。その嫡子十兵衛は、若君・家光の近習として幼少より仕える。ところが二十歳を過ぎた頃、十兵衛は突然、家光の勘気にふれ追放の身となる。実はこの追放劇、彼を隠密として野に放つための狂言であった。十兵衛は諸国を巡り、破邪顕正の剣で、草創期の徳川家に仇なす者を討つ!将軍家光の密命を受け、若き兵法者・十兵衛の隠密旅が始まる。剣と人を鮮やかに描ききった、剣豪小説の決定版。
自由でのびやかな意匠と、伊万里磁器のさきがけとなった新技術。茶人や酒呑の愛してやまない古唐津の美の世界を知る、とっておきの一冊。青山二郎が「五指」に数えたぐい呑、花人・川瀬敏郎が「初めて」唐津にいけた花、考古学的知見を盛り込んだ最新の唐津焼入門、唐津旅ガイド等々、盛りだくさんの永久保存版。
人類学者と老人は古くて新しい友人である。伝統文化の伝承者・インフォーマントとしての老人ではなく「老い」そのものについて、高齢者の意味、老化のプロセス、老人の生活や意見、社会的地位や役割の分析等を通して考察する。