夏王桀に妹嬉をささげることで有〓@61F4氏の危機を救った伊尹は、桀のライバルとして台頭してきた商の湯王から三顧の礼を受け、湯王の臣となる。伊尹の狙いは夏と商の和親だったが、時代の流れはこれを許さず、ついに夏と商は激突し夏王朝は滅亡する。湯王は商王朝を開くが、伊尹の仕事はまだ終りではなかった。新田次郎文学賞受賞作。
寛永十九年春。女人救済で名高い、鎌倉東慶寺の山門をおびただしい女性の血で染めた「会津七本槍」の七剣鬼。暗愚な藩主加藤明成を使嗾し、硬骨の家老堀田主水一族を皆殺しにした暴虐に今天誅が下される!大いなる恨みに燃える堀家の女七人を助けるべく、徳川千姫の命により、柳生十兵衛が、いま見参。
怨敵「会津七本槍」の四人までを討ち果たし、加藤明成に迫る復讐の刃!だが見よ、七本槍衆の総帥、不死身の妖人芦名銅伯の自信に満ちた不敵な笑いをー。慈僧沢庵をともない、敵陣会津に乗りこむ柳生十兵衛と堀一族の七美女。彼らを待つは、驚天動地の地獄の幻法「夢山彦」。妖異壮絶の大対決、最高潮へ。
王は神を追放し、人はその王を、「人権」の名のもとに排除した。それは「人権」が、民族や宗教、国家すらも超えた、普遍的なものであると考えられたからである。その結果、「人権」に異を唱えるだけで差別主義とされかねない空気が広がり、私たちの日常生活は様々な混乱に見舞われている。「人権」の歴史をたどりながら、それが生み出しつつある転倒した現実を解明し、新たな視点を提示する。
時に戦雲が天を覆う春秋時代前期、「管鮑の交わり」として名高い管仲と鮑叔は周の都で出会う。以後、ふたりは異なる性格ながらも互いを認め、ともに中原の沃野を駆け抜けていく。しかし、時代はまだこのふたりの天才を知らなかったー。のちに、思想家、為政者として卓越した能力を発揮し、理想の宰相と称された管仲の生涯と、彼を支えた人物群像を余すところなく描いた、渾身の歴史長編。
中国・春秋時代の晋。没落寸前の家に生を受けた若者・士会は、並外れた兵略の才と知力で名君・重耳に見出され、混迷の乱世で名を挙げていく。生死を無意味にしないために人はなにをすべきか。勇気の本質とはー。苦難を乗り越え、宰相にまで上り詰めた天才兵法家のあざやかな生涯を格調高く描いた古代中国傑作歴史小説。
英語圏の国々では現代哲学の主流であり続ける分析哲学。しかし、日本ではその存在感は薄い。その現状が「限りなく号泣状態に近いくらい悲しい」と嘆く著者による、渾身の入門書。「ある」とはどういうこと?「知っている」とは?「心」とは?「物」とは?分析という「理屈」を武器に、そしてユーモアを隠し味に、哲学的思考へとあなたをいざなう快著。
巨像16体の攻略方法はもちろん、隠しアイテムの入手条件、古えの地の全情報を完全網羅。巨像のスケッチや絵コンテ、開発初期のデザイン案やスナップショットなど、設定資料を初公開。ディレクター上田氏とプロデューサー海道氏を含む、開発チーム15人のインタビューを独占掲載。巨像の愛称、アグロの性別。隠された設定を完全公開。
曹操はついに立ち、天子を奉じることを決断、洛陽にむかう。そして曹操、袁紹いずれかの霸権を定める官渡の戦いが始まる。
親指、爪、関節、耳、眼、足…。身体のわずかな感覚の違いを活かして、ピアニストは驚くほど多彩な音楽を奏でる。そこにはどのような秘密があるのか?鋭敏な感覚を身につけるにはどうすればよいのか?演奏家、文筆家として活躍する著者が綴る、ピアニストの身体感覚とは。
こうたくんは、お庭で何かの卵を見つけました。幼稚園から帰ってくると、かわいい赤ちゃんが生まれていて、「くぅくぅ」と鳴いています。こうたくんはその不思議な生きものに「くうたん」と名まえをつけて、家族といっしょに大切に育てます。でも困ったことに、くうたんはどんどん大きくなっていき…。
『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』の衝撃から僅か数年、一躍、日本文芸のトップステージへと駆け上がった桜庭一樹。物語るひとであり、偏愛のひとであり、幻視するひとである彼女の、多面的な魅力に迫るー。
人類の存亡をかけて、最後の戦いの幕が切って落とされる。元師匠であるヤムセに「誘拐」され、“昼”の石板の謎を解く旅に出たリティーヤ。タイムリミットは次の“昼”の台座が現れるまで。そして、この旅が終わったら、ヤムセとの別れが待っている。分かっていながらも、抑えきれない想いを抱えるリティーヤは…!?リティーヤが、ヤムセが選び取る「未来」とはー最強魔術師師弟が贈る愛と冒険のファンタジー、堂々完結。
こんなヒドい政権だとは思わなかった…と、後悔、憤慨されている有権者の皆さん。でも、悪いのは皆さんではなく、意図的に「情報操作」をする人たちです。「ネットの神」と「40代保守派論客」が、マスコミ報道のウソを暴く。