大坂の炭問屋「辰巳屋」は、正徳のころ掛屋(大名相手の金融業)も営む豪商であった。手代460人、家財200万両(現在の2000億円相当)という大企業に跡継ぎ問題が起こると、大坂じゅうの商家、江戸幕府や武士役人の世界、京の公家の世界をも巻き込む一大疑獄事件へと発展した。大岡越前守の日記に登場する史実をもとに、奉公人・元助の目を通して事件のてんまつを描く。
室町時代に流行した「妖怪たちのお祭り行列」という珍しい絵巻はなぜ生まれ、何を意味するのか。色彩鮮やかな驚嘆の絵巻に潜む「闇の文化史」の謎を、錚々たる著者たちが解読。
楷書と行書でなぞれる美しいお手本。歌の語句の意味や作者の素顔、鑑賞のガイドをていねいに解説。宮中歌会始で歌われている節をCDで聴き、五線譜を見ながらやさしく歌える。
明治から昭和にかけて日本音楽に多大な影響を与えた筝曲家、宮城道雄の作品集。新春の定番となっている「春の海」をはじめ、彼が残した名曲の数々を現代の演奏家たちが聴かせてくれる。
なんで『どろんこおおかみ』なの?おしえてあげる!!いっしょにあそぼ。
イタリア・シチリアでのバカンス中に、草野球をしようと思い立った八木虎造(職業・カメラマン、草野球歴・約20年)。言葉もわからないまま近所にチームを発見、テストを受けて、サインして…。気がつけば、イタリアプロ野球・セリエAのメンバーになっちゃいました。20点以上のシーソーゲームは当たり前。試合のたびに乱闘勃発。はちゃめちゃイタリア野球の真髄を見よ。
日本女性とパリジェンヌのおしゃれの違い。その違いが何なのか、どこから来るものなのかを、実際のパリジェンヌのおしゃれと照らし合わせてみたいというのが本書の狙いです。又、ストリートで見かけたおしゃれなパリジェンヌのファッションも紹介しています。パリの気候やそのときの状況、街の様子などに触れながら、日常の生活の中でその人がどのように光っていたかを記しています。
ごとうしのぶ原作のボーイズ・ラヴ・コミックの映画版『タクミくんシリーズ そして春風にささやいて』のメイキングDVD。主人公カップル、タクミとギイを演じた柳下大、加藤慶祐の仲良しショットや素顔、魅力を満載する。
自らが五歳から三十歳までを過ごしたアフリカの大地を舞台に、入植者と現地人との葛藤、古い入植者と新しい入植者の相克、巨大な自然を前にした人間の無力を、重厚な筆致で濃密に描き出す。ノーベル文学賞受賞作家の傑作小説集。
奈良を探索する音無黙兵衛こと菅郷四郎と伊之助は、幕府の実力者である御側御用取次・水野忠秋が、二十年前の正倉院宝物流出の首謀者であるという決定的証拠を手に入れる。その直後、郷四郎のもとに一通の書状がもたらされる。そこには、「一刀石で待つ」と記されていた。無言殺剣シリーズの完結篇。
本書はサバンナ・八木真澄のプライベート・ノートから生まれました。“あの男(ひと)に大事にされたい”貴女に贈る愛の掟55カ条、“男臭くありながらモテたい”と願う男子のための55カ条。
メタボリック対策、生活習慣病予防、アンチエイジングー身体からの注意信号は見逃すな。
イタリア滞在30年。日本人としての“当たり前”をことごとくひっくり返された著者が、社会生活をつぶさに体験し、その近現代史をたどるなかで見えてきた、“違和感”のありかと本音のイタリア。
お互い、自ら信じた道に妥協はしない。風のように、韋駄天のごとく、激動の時代を駆け抜けたー日本の命運を握った次郎、美の本質を見極めた正子、それぞれの生き方と流儀に迫る待望のヴィジュアル愛蔵版誕生。
大和の国の最高顧問として「大化改新」を指導した高向玄理。生涯最後となる任務は、唐皇帝と会見し、日中間に「千年の友好」を打ち立てることにあったがー。