かのホメロス「オデュッセイア」の舞台を宇宙におきかえ、われらがロードストラム船長とその乗組員たちが繰り広げる大冒険を綴ったラファティ版英雄叙事詩。一行が向かうのは、快楽を貪る世界、巨人たちが毎日死ぬまで戦う世界、時間が異様に速く過ぎる世界、そして人喰い世界。世界のすべてを支える男の替わりを務めたり、はたまた動物に変身させられたり。危機また危機!故郷ビッグ・タルサにたどりつくのはいつの日か…奇想天外なアイデアの連続、どす黒いユーモアと幻想的ロマンティシズムに彩られた奇妙奇天烈な豊饒世界。偉大なるほら話の語り手、ラファティによる傑作長篇がついに登場。
イエスの言葉とは何か。それは何を指し示しているのか。聖書を読み解き、エゴイズムの克服という核心に迫る。新約聖書神学の第一人者が、ラジオ放送での名講義をもとに著した不朽の書。新たな書き下ろし一編を加えた増補版。
今では早期(乳幼児からの)教育や聴能(補聴器を使って、聴力を活用する)教育が当たり前になっているため、ひととおりの指導技術をおぼえれば、むかしのような無理や、苦しみなどをあたえなくても、だれでも発音・発語指導を行なうことができるようになっている。本書では、高い指導技術を求めないようにし、むずかしい指導の仕方はやめて、ごく、当たり前の指導の仕方(コツ)だけで構成されている。
カンヌ映画祭で最優秀男優賞に輝いた柳楽優弥を中心に、ヒット映画『誰も知らない』の制作現場を追ったドキュメント。オーディションからカンヌのステージまで、2年間の貴重な記録だ。
NHKの番組『いないいないばあっ!』の監修も務める阿部直美のあそびうたシリーズ第4弾。人気のある旧作品を中心に、今まではピアノ伴奏の楽譜のみだったものがオーケストラ伴奏でも収録。
ドキュメンタリー的な独特の映画話方で知られる俊英、是枝裕和監督による“家族”をテーマにした力作。本作で長男役を演じた柳楽優弥はカンヌで日本人初となる男優賞を史上最年少で受賞した。
2004年4月からテレビ放映されている、日本特撮史上不朽の名作『ウルトラQ』。最新の特撮技術と豪華なキャストと見どころたっぷりで、懐かしの怪獣ももちろん多数登場する。
東京音楽学校教授、日本芸術院会員を歴任し、筝曲宮城会を興して後進を育てた不世出の筝曲家、宮城道雄。名曲「春の海」ほか、その名演奏を古典と自作品からセレクトして収録。
全国各地の代表的な民謡を、コロムビア社専属民謡歌手と、平成13年度コロムビア全国民謡コンクールの成績優秀者が歌い上げた、決定版的ともいえる2枚組。『〜東北民謡』『〜沖縄民謡』も同時発売。
CFモデルやグラビアで活躍中の彼女のデビュー・マキシ・シングルが2枚同時リリース。収録曲はTVアニメーション『グラップラー刃牙』のオープニング&エンディングテーマだ。
2枚同時リリース・デビューから約8ヵ月ぶり、青柳涼子の3rdシングルが登場。優しく爽やかなミディアム・テンポの曲調に、のびやかで飾り気のない歌声がすんなりと耳になじむ1枚。
仲道と田中は桐朋の同窓生。その縁で実現した録音。「星の動物たち」は94年〜95年に書かれた子供向けピアノ曲集。田中はクリアなラテン趣味に憧憬を抱く作曲家だが、この曲集の中身もシャブリエ、ドビュッシー、ラヴェル、プーランクあたりを想起させる。
「春の海」の作曲者として名高い天才箏曲家、宮城道雄。彼の魅力がつまった名曲集。和洋の音楽の融合を目指し、邦楽界に大きな功績を残した彼の才能を知るのに最適な1枚。
青柳剣一郎と剣道場で同門だった浦里左源太は、陸奥の藩に仕え幸せな家庭を築いているはずだった。ところが左源太の零落した姿が江戸で散見され、首をざっくりと斬られた武士の死体が見つかる。それは絶命剣という恐るべき技で、左源太がまさに体得しようとしていたものだ。何故家族を捨て、刺客となって帰府したのか?風烈廻り与力の剣と人情が冴える傑作。
地上の生を終えた亡者たちが一切の実体を欠いた頼りない体で天国に行き、そこで堅固な体を持った霊の人たちと交わす奇妙な対話…。第二次大戦末期にルイスが、生死と善悪の問題をめぐりウィリアム・ブレイクの『天国と地獄の結婚』へのアンチテーゼとして書き下ろした作品。
探検部の先輩・船戸与一と取材旅行に出かけたミャンマーは武家社会だった!二人の南蛮人に疑いを抱いたミャンマー幕府は監視役にあの柳生一族を送り込んだ。しかし意外にも彼らは人懐こくて、へなちょこ。作家二人と怪しの一族が繰り広げる過激で牧歌的な戦いはどこへ…。手に汗握り、笑い炸裂。椎名誠氏が「快怪作」(解説)と唸り仰天した、辺境面白珍道中記。