江戸時代の「魔物を退治してくれた犬」や「自分を犠牲にして主人を助けた犬」「主人のかわりにお伊勢参りをした犬」をはじめ、渋谷の忠犬ハチ公、雪崩から主人を救った新潟の忠犬タマ公、小樽の消防犬ぶん公、東京のチロリの記念碑、郡上の交通事故で片足を失った盲導犬サーブ、松山の目が見えない犬ダンなど、全国各地の忠犬・愛犬の像約60体を紹介する。
あなたを絶対手に入れる、どんなことをしてもー。許婚を待たなくてはならない女、恋人に過去を知られたくない女、小島と男を奪い合う女、愛人と夫との間で揺れ動く女、若くてきれいな男しか愛せない女…。略奪愛をテーマに、燃え上がりはじける愛のひと時を、5人の女性作家たちが紡いだ、におい立つようなめくるめく恋愛譚。
戦う前に負けない態勢をつくり、相手の戦う意志を奪うほど、準備万端整えるー人生、ビジネスを「戦わずして勝つ」考え方が現代語訳と解説でわかる。
瀬戸内・小豆島の妖怪画家、柳生忠平の初の作品集となるポストカード“アート”ブック。小豆島「迷路のまち」の古民家に描いた巨大天井画「モノノケマンダラ」など、ちょっと怖くて、ユーモアある不思議な妖怪たちのめくるめく世界。24枚の代表的な絵画作品を、全頁カラーで収録しています。
かの戦国の梟雄・松永弾正が信長に攻められた折、一緒に爆死したとされる、伝説の名物「平蜘蛛の茶釜」が秘かに柳生家に伝わっていた。これに鳥取藩三十二万石の池田吉泰が目をつけた。池田のあくどい手口に将軍吉宗は怒り、将軍の影目付たる柳生俊平に、御前試合にて風狂大名池田を懲らしめるよう命じた。俊平は鳥取藩の剣豪たちに、柳生藩の存亡をかけて立ち向かう。実在の大名の痛快な物語。書き下ろし長編時代小説。
それぞれの地域で、それぞれの経営体が、独自の水田農業大規模化の道を歩んでいる。多品種・多栽培体系や直播、ICT等最新技術の導入、土づくりや自前の圃場整備、独自販売、農産物加工…。16の先進事例をもとに、大規模水田農業のいまをリアルに描く。
両親を亡くし、記憶も部分的に欠けている元貴族のリシェルディは、奉公先の侯爵家令息のカイルに、婚約者選考会で恋人のふりをしてくれと頼まれた。彼は以前婚約者を亡くしており、結婚相手など選ぶ気になれないらしい。一日限りということでその話を受けたのに、今度は妻役として半年間雇いたいとカイルが言い出した。何故か苦しそうな彼の表情にほだされて、引き受けるはめに…。
『三国志』をはじめ長年中国歴史小説を書き続ける著者が、自らの歴史観、世界観、小説観を余すところなく開陳した一冊。『三国志』をめぐる多彩な論考と、五木寛之、井上ひさし、宮部みゆきらとの歴史小説をめぐる対話、さらには碩学・白川静との中国古代史をめぐる対話など、読者を宮城谷昌光の世界へと誘う最良のガイドブック。
自然豊かな大学を舞台に起こる動物と人間をめぐる事件の数々を人間動物行動学の視点で描く。
「出るところだけ」効率学習!出題される単語・文法「だけ」を網羅。実践形式の模擬問題で総仕上げ。「出やすい」ところがよくわかる!出題頻度がわかる単語表掲載。毎回の出題ポイントを重点的に解説。見ても聞いてもわかりやすい!すべての例文に、文型をビジュアルで記載。テキストの全例文を音声収録。参考書ではじめて全単語の中国語と日本語訳を音声で交互収録。
ショッピングサイト“ほしがり堂”を経営する深町ユリオ。節操なく色々なモノをほしがり、方々から集めたガラクタ(お宝)をほしい人に売っている。そんな彼はお宝をゲットしに行くと、なぜか必ず事件に巻き込まれてしまう!身元不明のゾンビの死体の謎、ゴミ屋敷に隠された秘密など、ほしがり探偵が苦労人の妹と共に、お宝をめぐる数々の事件に挑む。ポップな連作ミステリ。
硬質な詩情が描く、終末世界のヴィジョン。『沈んだ世界』『結晶世界』『ハイ・ライズ』で知られる鬼才の全短編を、執筆順に集成する決定版全集。第3巻は本邦初訳「光り輝く男」ほか全19編。
三十三番目の国立公園になった沖縄島北部にひろがる「やんばる(山原)」とは?やんばるの生き物ウォッチングとやんばるに生まれ育ったエピソードを織り交ぜて、自然ー生きものー暮らしを描き出す「やんばる物語」。