経済成長、都市化、貧困、差別、冤罪ー時代の折々に生じる凶悪殺人事件の内奥を探る旅。殺人者の郷里、生家、殺害現場、幼馴染みなどを訪ね歩くことで見えてきた日本の歪んだ相貌とは。
捕まえようとすると、するりと手から逃れていく妖怪たち。日本人はその妖怪をどのように捉えてきたのか。江戸時代に編まれた百科事典や画集から、近代科学とのせめぎあい、文学や民俗学との関わり、そして現代メディアの中の妖怪像まで、妖怪文化を縦横無尽に語りつくす、「異人」による妖怪論。
伽羅に似た香りの鬢付け油が大人気の『錦屋』。その主・卯三郎は、何でも金の力で他人のものを奪い取ると評判だ。ある日、腹を真一文字に斬られた男の死体が見つかった。青柳剣一郎は、男が錦屋を探っていたと知り、卯三郎が本物の伽羅をつかっているのではと疑う。さらに、錦屋の用心棒が相次いで襲われ、大盗賊が伽羅を狙っていた話を耳にする。欲望渦巻く争いの行方は!?
仕事はパッとしないし、彼女に怒られるしで、ダメダメな日々を送る僕。いっそヤギにでもなって人間に特有の「悩む」ことから解放されることはできないだろうか…というわけで本気でやってみました。四足歩行の研究のためにヤギを解剖し、草から栄養をとる装置を開発。医者に止められても脳の刺激実験を繰り返しー。イグノーベル賞を受賞した抱腹絶倒のサイエンス・ドキュメント。
横浜で謎解きイベント「私立赤煉瓦学園」にエントリーした渚と武藤。街中に隠されたヒントを探し、盗まれた“学びの夏みかん”を奪還するゲームだ。イベントの主催者は、悪名高いドクター・ピタゴラスの教え子。そして「黒い三角定規」首領が追う、あの男も横浜に…数学的大事件が起きる予感が!全3編。
土地土地で愛されている日本の代表的盆踊り唄を、定評あるコロムビア民謡の中から厳選収録。
英検準1級合格に特化。2000語余りの難単語を最速マスター。語彙を増やして自信をつけよう。
日本地域福祉学会第30回大会記念出版。コミュニティの持続可能性の危機に挑む。
旧遊廓に戦前の私娼窟。戦後の赤線と青線、基地の町の集娼街。変転に満ちた色街の記録と記憶が紡ぐ、もうひとつの日本。
「俊平、銀の高値は銀不足から来ておる。清国が我が国の銀を大量に買い漁っておる。清国への流出に制限をかけているが、抜け荷があって、流出はおさまらぬ」将軍家剣術指南役で、将軍の影目付である、柳生家一万石の第六代藩主・俊平は、将軍吉宗から、薩摩をはじめ西国大名の密貿易の実態を、前南町奉行で現寺社奉行の大岡忠相と探索せよと命じられた。
うまく言えないけど、何かがある!子どもたちに「未来を生きる力」が身に付く!子どもたちの“ワンダー”から対話が始まる「探究の対話(p4c)」。みんなと対話をすることで思考が深まっていく子どもたちの姿がここにある!
大坂に新幕府創設!?密かに準備されているという情報を得た銀次郎は、そのための莫大な資金の出所に疑問を抱いた。しかも、その会合の場所が、仇敵・床滑七四郎の屋敷であったことから、巨大な陰謀のなかに身をおいたことを知る…。老舗呉服商の隠居斬殺事件に端を発し、大奥内の権力争い、江戸城御金蔵の破壊等々、銀次郎の周辺で起きる謎の怪事件。そして遂に最大の悲劇が!?