超大国の楚を征服していちどは南方の雄となった呉が越を潰しにくる。先君の喪に服していた句践が姿を現し、無援で戦うと宣言。勝機はあるかと周囲に問われた近臣の范蠡はいう。「伍子胥は鬼才ですが軍政の長ではありません。孫武のころとくらべれば、威力は半減しています」春秋戦国時代絵巻、新たな范蠡篇へ!
越王・句践が囚われの身となって二年余。その間、范蠡は越国で王がいつ帰ってもよいように準備を整えていた。呉が陳を攻めていることを知った諸稽郢は、呉王・夫差を見舞う使者を出すべしとの提言を受け、范蠡とともに呉へ向かう。すると夫差より思いもかけぬことを范蠡らは命じられるー呉へそのままとどまれというのだ。王が帰ってきた際に万全の体制を整えるべく、秘密裡に楚と外交していたことが露顕したのかと肝を冷やした范蠡らだったが、彼らの拘束のかわりに句践を解放するという。夫差の思惑は、いったい何なのか。呉の伍子胥は、そして越の范蠡の運命はどうなるのか。第九巻堂々の完結!
身近で、切実感のある道徳科授業を実現するために。主体的・対話的で深い学びを実現する道徳科授業の最前線を紹介。「生徒一人一人の人間的な成長」を勇気づける評価の参考に。「道徳全体計画の別葉」貴重な実際例も紹介。
公園や図書館のルールをどう作る?騒音やゴミの問題をどうする?リゾート開発か自然保護か?ネットトラブルや消費者トラブルをどうする?など。価値判断力・意思決定力を育成する社会科とのコラボレーション。
ファッション誌の編集者を夢見る校閲部の河野悦子。アフロヘアーのイケメンモデル&作家の幸人とのお泊まりデートで出かけた軽井沢で、ある作家の家に招かれて…。そして社会人3年目、ついに憧れの雑誌編集部に異動に!?お互いの状況が変わるなか、幸人との恋の行方はー。やりたい仕事と向いてる仕事の違いに悩む悦子の決断は?巻末に、著者と俳優・石原さとみの対談と、ドラマのプロデューサーによる解説を収録。
目前で起きたビル爆破事件で親友を失った公認会計士の岸一真。失意に沈み、フリーのコンサルタントに転身した岸のもとへ、知人を介して予想だにしない仕事の依頼が入る。出先は警察庁。職務は史上稀に見る巨額マネーロンダリング事件の捜査。荷が重過ぎると固辞する岸だったが…。期待の新鋭が放つ興奮の金融ミステリ。ニューヒーロー誕生!
ガス入りダッチワイフでの爆発無理心中、通天閣から吊るされる鶏……。非日常的に表現される大阪の街を、ボロボロの服をまといさまよう主演の芹明香。映像の衝撃性も見ものとなったロマンポルノ作だ。“性”を売りながら孤独な“生”を歩む売春婦の姿を描く。
明美はクラスで目立つ男女5人グループのひとり。ある日、自分たちがいじめていた詩野が自殺して亡くなるが、5人は反省するどころか、「あっけなくてつまんない」「次は誰にしよう」とまで口にしていた。その夜、ふざけて学校に忍び込んだ5人校舎に閉じ込められてしまう。不気味に思う明美の前に詩野が現れ、「これは復讐」と宣言される。言葉どおり、5人は校内に彷徨う不気味な霊に追い詰められて…。詩野の悲しみの呪いから逃げることはできる!?
「次に記す五人を殺せ。まずは三日の内にひとり」御家人井関家の中間平吉は、影法師なる謎の人物から脅迫される。一月前、主の一馬らと、材木商から賄賂の金を奪い、作事奉行を殺したのだ。風烈廻り与力青柳剣一郎へ報せると脅された平吉らは、指示通り殺しを始める。しかし標的の易者に、激しい抵抗を受けー。疑心暗鬼の末に訪れる終焉の刻。悪を操る影法師の正体とは?
東日本大震災後、子どもたちの「こころの復興」を目指して支援活動を展開してきた3人の精神科医の実践をもとに、医療、教育、行政と連携しながら、被災地での子どものこころのケアについて、具体的に提示・提案する。
えげつない馬主組織戦。「前門の虎・後門の狼」でライバル潰すチームプレーの全貌。ノーザンF馬より“彼らの馬”で儲ける!小宮城が発見、非社台系オーナーの激アツ!コース24。
1200人の統計データを活用!いまの時代だからこそ必要な「神社システム」の裏の裏まで解説します。
将軍吉宗が鷹狩りでまたもや銃撃された。残された銃には、尾張藩の三ツ葉葵の定紋。尾張藩には吉宗への不信と怨みが深く沈潜しつづけている。吉宗より将軍の影目付・柳生俊平へ銃撃犯の捕縛と尾張藩の実情探索の命が下された。尾張百虎党と称する過激派の存在が浮上してきた。また朝廷への尊崇を旨とする藩祖以来の口伝もあり、桜町天皇の密使である正三位大納言も暗躍。