船橋東署の刑事矢島正成は、娘の律花が通う幼稚園でバス運転手の不審死に遭遇する。被害者の手には火傷があった。まるで電気のプラグを差そうとして感電死したかのように。そこに人為は及んでいるのか?律花によれば「しろいふくのおねえさん」が、ある者に不思議な力を授けたというが…。以来二十五年、殺人者に加担する“天使”を巡り、刑事たちの奮闘が始まる!
もう一度来たい江戸趣味小玩具店・助六。東洋趣味を基調とした百貨店・日本橋〓島屋S・C・本館。時を受け渡す古書店・一誠堂書店。日本で最初にできた教科書図書館・東書文庫。人の縁と思いが繋ぐオフィスビル・第2井上ビル。夕暮れがうつくしいカフェ・カフェおきもと…関東大震災後に生まれた「近代東京」の街と建物から、都市の熱気、人々の思いが見えてくる。「建物」から街と人の暮らし、時代性を探るビジュアル探訪記。変わり続ける東京の“原点”を知る、1920s〜30sの復興建築130以上を収録。建築MAP付き。
百年も続く阿蘭陀使節団が今年も江戸へ。商館長は将軍吉宗に最新式銃千挺を売り込まんとするも、吉宗は拒否。だが、これが他藩に渡れば大変なことになる。将軍家剣術指南役で将軍影目付の柳生俊平は吉宗より直々に探索を命じられた。折しも、長崎から遠く離れた伊勢湾で阿蘭陀船難破の報が江戸城を騒がす。背後に新式銃の抜け荷が疑われるからだ。柳生俊平は…。
趙王が得た宝玉「和氏の璧」を、藺相如とともに、大国・秦の手から守り抜いた呂不韋。しかし、病に倒れたことから、秦の兵士に捕らわれ輜重兵として各地を転戦することになる。乱世に翻弄されながらも、荀子や孟嘗君ら英俊の薫陶を受け、大きく成長してゆく青年・呂不韋を描く。
後漢末期。宮廷では皇帝の外戚と宦官に権力が集中、民は疲弊した。肉屋・何進の美貌の妹が後宮に入り、皇帝の寵を受けて皇子を産む。何進は異例の出世をし大将軍となるが、常に己れの分をわきまえ、新興宗教団体・黄巾の徒が起こした反乱に立ち向かう。王朝衰亡のこの時期に輩出した七人の壮烈な生涯を描く短篇集。
今、「愚鈍」としての自らを問う。凡夫の救いを追求した親鸞聖人が『教行信証』を書かずにはおれなかった根底を、詳細に説いた熱意溢れる講習会の全記録。
「世界じゅうのあかちゃんをかきましょう。あらゆる国ぐにのあかちゃんを。町のなかでも、絵のなかでも、はだの色で人をわけてはいけません。そんなルール、なくさなくては」アメリカで有名な日系人絵本作家、ギョウ・フジカワ。ギョウは、はだの色で人をくべつする法律があった1960年代はじめのアメリカで、はだ色のちがう赤ちゃんたちを、はじめていっしょに登場させました。「みんなに、差別のない世界を想像してほしい」というゆめがあったからです。その背景には、日系人であるギョウ自身の、つらい経験がありました。絵本のなかから人種差別をなくすたたかいにいどんだ女性、ギョウ・フジカワの物語です。
愛する男の濡れ衣を晴らしてほしいー風烈廻り与力青柳剣一郎は、おくみという町娘から急な嘆願を受ける。聞けば、許婚である指物師の与吉が道具商殺しの罪で捕縛されたという。無実を信じるおくみの切なる願いに同情し、剣一郎は探索を始める。しかし、次々と与吉に不利な証が出てきて、ついには裁きが下ってしまう。極刑のときが迫る中、剣一郎は正義を為せるか?
プロから学べる獣人デザイン。ムキムキ、デフォルメ、あらゆる体型を網羅した、日常&アクションポーズ。
四季折々の花々をマンダラアートにしてカラフルに彩る。+自律神経を整えてリラックス効果も。お手本を参考にオリジナルの作品が作れる。タッチや配色を変更して自由に表現。切り離して額に飾れば素敵なアートに。
孟嘗君亡きあと、斉と魏の謀略により薛は滅びた。貧しい人を救済するため、孟嘗君らが作り上げた理想郷・慈光苑に暮らす人々を戦火の中から救い出した呂不韋は、優れた農人・田焦をともなって陶へと向かう。新しい一歩を踏み出し、商人として立つことを考え始めた呂不韋だが…。