嘗邑を与えられた孟嘗君・田文は、「天下万民のための宰相たれ」との遺言で斉を出る。魏に乞われて宰相となり、斉にもどって宰相をつとめ、更に秦に赴くが、そこで生涯最大の危機を鶏鳴狗盗で切りぬける。激しい争乱の世と、人間を愛して生きた戦国の名宰相を描ききった、感動の歴史ロマン。
「親業」とはつまり、子育てのことである。それをあえて親業としたのは、従来の子育てのなかでは、「子供がいかに育つか」と、子供のほうにばかり重点がおかれていたのに対し、本書では、「子供が育つ上で親がいかに関わるか」という親の側に焦点を当てて子育てを見直すところに、ひとつの大きな特徴があるからである。
この本には、楽譜の読み方や音楽の理論が楽しくわかりやすく書かれています。気持ちのよい声の出し方についても盛り込みました。
本書には、リコーダーが上手になる方法が書かれています。まずは、リコーダーと遊ぶことから始めましょう。ドラえもんたちが、リコーダーの上達法をわかりやすく教えてくれます。ドラえもんたちといっしょに練習してみましょう。リコーダーが上手になると、ふしぎに音楽の授業も楽しくなってきます。
とりたいなあ、とりたいなあ。かさぶたとりたいなあ。4歳から。
ヤギの乳、肉は栄養たっぷり。乳は脂肪球が小さくて飲みやすく、チーズやアイスクリームは一級品。肉は滋養分に富んで身体を温める。高齢者、女性、子どもにぴったり。適度な体の大きさが扱いやすく、給餌は軽作業、搾乳も手作業でOK。人なつっこい性格は子どもたちの人気者。休耕地、道路端の除草にばっちり。多湿害、暑熱害に気をつければ故障せず、燃料代も不要。雑草は好き嫌いなく、地ぎわからきれいに食べる。
小さな子どものあふれる思いを、うまく聞きとっていますか?幼児・園児の子どもをもつ親に贈る、「親業」実践篇。
手紙を食べちゃった黒ヤギさん。ハイジのかわいいおともだち。おばけのトロルをかしこい知恵でたいじした3匹。ヤギは、いつだって、子どもたちのアイドルだ。でも、かわいいだけのヤギさんじゃない。ヤギ汁は南の国のすてきなごちそう。ヤギチーズは、とっておきの高級チーズだ。さあ、やんちゃなヤギとのくらし、きみもはじめよう。
古代中国2000年のドラマをたたえて読み継がれる『史記』。中国歴史小説屈指の名手が、そこに溢れる人間の英知を探り、高名な成句、熟語のルーツをたどりながら、斬新な解釈を提示する。この大古典は日本においても、清少納言、織田信長、水戸光圀、坂本龍馬にと、大きな影響を与えていたことに驚愕させられる。世のしがらみに立ち向かった先人の苦闘が甦る101章。
本書には、毎日のなにげない子どもとの接触の中から、「親と子のふれあい」の糸口を、親業訓練講座に学ぶことで見つけられた親子の事例を、たくさん掲載しています。
日本国憲法誕生の現場に立会い、あの占領軍司令部相手に一歩も退かなかった男。常に活眼を世界に注ぎつつ、わが道を行く天衣無縫の気概。物事の筋を通し、自説を枉げぬ強靱さ。と同時に、内に秘めた優しさ、しなやかさ、ユーモア。端正な面立ち、洒落た身なり、寸鉄の片言…。正子夫人をはじめ、この男に魅せられた人々の「証言」から蘇える「昭和史を駆けぬけた巨人」の人間像。
羌という遊牧の民の幼い集団が殺戮をのがれて生きのびた。年かさの少年は炎の中で、父と一族の復讐をちかう。商王を殺すー。それはこの時代、だれひとり思念にさえうかばぬ企てであった。少年の名は「望」、のちに商王朝を廃滅にみちびいた男である。中国古代にあって不滅の光芒をはなつこの人物を描きだす歴史叙事詩の傑作。
妻子を得て春陰にたたずむ望の胸中には、焦燥あるばかりであった。周公を中心に諸侯は策謀しつつある。しかし独り時代の先を視る望の苛烈な生は、人知れぬ哀しみにみちていた。ひとは己れを超えねばならぬ、あたかも小魚が虹桟を渡り竜と化するように。利に争うものは敗れ、怨みに争うものは勝つ、そしてそれを超えるとは。
ひとを神々に贄として捧げる、そんないまわしい時代は去らしめねばならぬ。諸侯の協力を得て、周公を獄から救いだした望は、さらに機略を尽し周召同盟を成立させる。ここに叛意はととのった、宿望の日である。決戦の朝、牧野は清々しく晴れていた。未到の時空の光と風を甦らせる宮城谷文学の金字塔、完結篇。
スミスにはじまりマルクス、ケインズ、シュンペーターと続く経済学の巨人たち。彼らが遺した経済思想とは、どんなものだったのだろうか。彼らはみな、経済的な分析技術の発明者というよりは、自分を取り巻く現実の経済社会と切り結び、人間の営みの本質を「ヴィジョン」として描こうとした「世俗の思想家」であった。-1953年の初版以来たびたび版を重ね、二十数カ国語に翻訳されて多くの学生を経済学へと誘ってきた名著の、最新第7版の翻訳。現実の経済の行方が不透明な今日、将来を見通すための最良の指針。