日本映画の“名傍役”を演じた懐かしの小物や古き良き風俗から昭和を覗き見た川本三郎の映画観察ノート。
ビギナーの悩みはスライス、ゴルファーの大敵はスライス。スライス病の原因はいろいろ。直し方もいろいろ。名医のプロの処方箋で曲りぐせも、突発病も直る飛距離アップ20ヤード。まるごと1冊お届けします。
エジプトのナイル川西岸の砂漠に点在するコプト教の修道院。現世と断絶し祈りの日々を送る人々を通して、初期キリスト教に思いをはせる。日本エッセイスト・クラブ賞受賞の珠玉のエッセイ。
私生児だった著者は、パルチザンとして戦時を過ごし、その後出会ったヴィスコンティとの愛憎劇を超えて、オペラと映画の世界で頂点を極める。カラス、ドミンゴ、トスカニーニ、シャネル,リズ・テイラー…等の、彼にしか語れない素顔、オペラ演出の内幕。世界的なオペラ演出家・映画監督の小説より面白い自伝。
ロサンゼルスへ進出したウルフマン。一時的に陥ったビジネス上の危機を乗り越え、映画『アメリカン・グラフィティ』への出演を機に彼のキャリアは頂点へと登りつめていく。時は70年代。ウルフマンは時代を超えて新たなチャンスを求めて転がり続ける…。60年代後半〜70年代のポップ・カルチャー全盛時代を主な舞台にし、ジョージ・ルーカス、ジョン・レノン、エルヴィス・プレスリーをはじめとした数多くのビッグ・アーティスト達とのエピソードをまじえながら、彼の足跡と“ソウル”のすべてが明らかになる後編。
20世紀の芸術が被らざるをえなかった大衆化・商品化・政治化の危機に対して、先鋭なポレミカルな文体で、管理社会における音楽芸術の可能性を追究する現代音楽論の古典的名著。
はじめての未知の料理、レストランのテーブルで、メニューを読み解き、思いをめぐらす皿の上の小宇宙ー。美味しい体験談満載の、`a la carte志向派のための、フレンチ讃歌とオーダーの手引き。
舞台は、幕末の京都。主人公は、新選組を脱走した二人の男。ひょんなことから坂本竜馬と中岡慎太郎に間違えられて、岩国藩の京都藩邸に連れていかれた二人の前に、勤皇の志士・桂小五郎が現れて…。
本書は精神性、知性、感情など、心のさまざまな資源を利用して自分自身に健康をもたらすことを目的にしています。心の力で体を癒す実践マニュアル。
本書で取り扱う範囲は基本的にはFourier解析やLaplace変換を含む解析学中心の応用数学的な話題であるが、ここではそれらを関数空間やSchwartzの超関数論から現代的に統制しており、いわゆる関数解析学の入門的な内容となっている。
本書は、GCCの取得からインストールの手順の解説に、インストールマニュアル全文の日本語訳とGCCのオプションの説明も加えたものです。
「下克上の嵐」が吹き荒れていた十六世紀の半ば、尾張では織田信長が勢力を伸ばしつつあった。信長の中に自らの「神」を見出した日吉はその配下となり、天下取りの尖兵として乱世に飛び込んでいく。「組織」をキーワードに、秀吉の戦国50年と日本の戦後50年を重ね合わせて激動の時代を描いた、堺屋版『太閤記』全三巻。
「尾張の統一」を果たし、さらに美濃を手中に収めた織田信長。秀吉もまた生死を賭けた戦と、信長配下の武将たちとの出世争いを重ねながら栄達を遂げていく。貨幣経済と兵農分離、そして独裁政治を柱として天下取りを目指す信長に、もはや死角はないと思われたが…。現代の視点から戦国時代を読み解く堺屋版『太閤記』全三巻。