史上未曾有の大動乱期、没落する公家社会の最高貴女として、美しい自然と人生の実相を的確に、永遠の「詩」としてうたいあげた女性歌人の伝記とその全作品集。永福門院と時代の影を捉えて、筆者の筆は冴えわたる。
千広(チロ)は、バスの中で困っているおばあさんを助けた時から、秘密の男の子と出会う…。
フランス革命を背景に、道化役者に扮し激動の時代に生きた主人公ルイの活躍を描く。権力者に挑戦していく人間の姿を活写するだけでなく、時代の諷刺と批判が両刃の剣となった痛快ロマン小説。
旧約聖書はキリスト教の基本教典として西欧世界を中心に、現代世界に三千年の時空を隔てて連なっています。本書はそのなかから創世記、サムエル記、イザヤ書、詩編を選び、神話、物語、詩歌、祈りなどを読み、私たちの社会、さらに、人間存在の本質と深みを探ります。世界はどこからきたか、男と女のあいだとは、環境問題にどう関わるかなど、人類永遠の課題から、現代の差し迫った問題までを考える手がかりがあたえられます。
新世紀を迎えて日本はフィリピンをもっと良く理解する必要が生じ、フィリピンの価値や伝統に対してもっと敏感になる必要もある。本書はビジネスマンや学生、ジャーナリストや政府の官僚たちに、フィリピン諸島とその人々について紹介したものである。
「うそ!」っていえたら、どんなに、らくか。でも、ほんとうのことなんていえないよ。きみにとっては、うそつきのぼくが、ほんとうのぼく…。「あらしのよるに」につづく“胸キュン”物語!東京都助成2001都民芸術フェスティバル参加作品。小学校2・3年生から。
文化とは、個性の相互尊重と共存共栄のシステムである。そして文化政策とは、このようなシステムの設計や計画と、実行、評価のノウハウや、総合的知識の集まりである。計画・実行・評価ということになれば、これらの基礎となる経済や経営、財政や行政、法と政治など、社会科学の知識を総動員しなければならない。社会科学の基礎上に構築された個性共存のシステムーこれこそ本書が目指すものであり、おそらくは、真の経済発展の鍵もここにあるといえよう。
いま、日本って何なのだろう?お金・肩書き・都会が万能という虚構、自然との本来の関係を忘れ、大事な何かを失った社会。次の時代へ向けて、“考えるべき視点”を明快に語る。臨場感あふれる初の講演集。
東アジアにおける戦争と革命が一人の詩人に強いた過酷な運命に拮抗する文学の精神。
遺伝子実験のコツを図解した入門書!DNA取扱いの基本から遺伝子ライブラリーの作製まで、実験の原理とプロトコールをやさしくていねいに解説。
本書は、工業高専、短大、大学における、技術基礎教育のための図学の教科書として書かれたものである。
軽い気持ちでエッチして…。さて、こまった。妊娠、中絶、病気もち…。なーんて、ことがないように避けたいことを上手に避けるためのエッチ新常識をまとめました。
二十一世紀への転換のもと、世界各地で、新しい読解を通して語られているグラムシ。青年期から『獄中ノート』までの論稿と手紙を、一度ばらばらに解体し、その歴史観、未来観、政治観、文化観、主体観にもとづいて再構成したオリジナル・アンソロジー。
同じころ鎖国状態が解かれた日本と中国。アジア進出をねらうヨーロッパに対抗し、朝鮮をめぐる「日清戦争」は運命的な戦いであった。伊藤博文、陸奥宗光、井上馨、李鴻章、袁世凱…深謀巧詐が脈うつ傑作歴史長編小説。
「コンラッド・ヘリアーは、死んでいない。発見せよ」謎のメッセージをきっかけに、テロ集団エリミネーターが暗躍を始めた。だがかつて人類を絶滅の危機から救った父は、50年近く前に死んだはずだ…天才科学者である父の名声を嫌い、仮想環境デザイナーになったヘリアーの息子デーモンは、エリミネーターをめぐる陰謀にいやおうなく巻きこまれていくが!?人々が不死に近づいた22世紀の世界に迫る危機を描いた、冒険SF。
グローバル化するビジネスの世界で、英語はまさに共通語である。インターネットとEメールの普及で英語を使うコミュニケーションの機会が増え、ビジネス用語は、もはや貿易関係者や海外事業関係者だけのものではなく、広く一般に用いられている。長年、経営、ビジネス、国際コミュニケーションの実践的研究に携わり、多くのビジネス書やビジネス誌、論文の和訳、英訳をしてきた著者が、最新のビジネス用語を含め、正確に読み書きするための勘どころを解説する。ビジネスマンのみならず、翻訳者、通訳者も必読の書。