すっかりハワイの人となった杉山が、そのハワイのリラックスした雰囲気のなかで、オメガトライブから現在に至る自身の代表曲を再録音。おそらく一発録りによるシンプルな演奏が心地よい。特筆すべきは、そのヴォーカル。力強く太く確信と自信に満ちて聴こえる。★
グループ3枚目のライヴ盤は、結成25周年に当たる2002年に行なったワールド・ツアーの中からオランダ公演を収録したもの。テンプテーションズやビートルズらの作品をカヴァーしているのはライヴらしい趣向だし、日本盤のみ6曲多い構成になっている。
ZARD、DEEN、WANDSらビーイングのアーティストに数々の楽曲を提供してきた栗林誠一郎のセルフ・カヴァー&ソロ・ワークスを収録したベスト。都会的でポップなナンバー満載。
ミニ・アルバム『DECADANCE』から4ヵ月ぶりのアルバム。新しく甦ったmoveを反映した仕上がりで、テクノだけでない、ジャンルを超えた音楽の融合が楽しめる。
NYラテンがそのテンションの高さにおいて頂点をきわめた70年代にあってさえ、このピアニスト/バンド・リーダーの突出ぶりはすごい。録音劣悪、熱気200パーセントのプエルトリコ大学でのライヴ(3)(4)に象徴される、憑き物系の演奏が並ぶ。壮絶。★
2003年夏を代表する超大型PCゲーム『メイプルカラーズ』のオリジナル・サウンドトラック盤。2枚組仕様でBGMも充実。オープニング&エンディング・テーマは注目の歌姫“YURIA”が担当。
2003年9月に他界したアメリカの大歌手、そのコロンビア時代イコール55〜93年の作品から36曲を選出。数々の名デュエット、ライヴも含んだ大人物の姿がわかりやすくコンパイルされている。心に染みる歌とは生きる覚悟のほどによるのだとよくわかる。
ポップ・ミュージック史上最高のデュオの軌跡をまとめた3枚組。初期のデモやスタジオ録音のアウト・テイク、そして貴重なライヴ音源と、コアなファンも納得の充実した内容だ。
西アフリカ、セネガル出身の世界的なポップ・スター、ユッスー・ンドゥールの未発表ライヴ音源も加えたベスト盤(92〜2000年)。スパイク・リーとの関係から、ややヒップホップ寄りのアプローチが目立った時期の作品。「オブラディ・オブラダ」収録。
70年代フィリー・ソウルの歴史的名盤がデジタル・リマスター再発。大ヒット「二人の絆」「アイ・ミス・ユー」ほかテディのセクシーな歌声を堪能できる。「二人の絆」のサンフランシスコでのライヴを追加。
1971年に発表された、ジャニス最後のスタジオ・レコーディング作品。プロデューサー、ポール・ロスチャイルドとのセッションを通じて、その可能性をさらに広げつつあった未完の傑作。
86年発表の通算10作目。プリースト史上最も賛否両論を浴びた問題作で、シンセサイズド・ギターなどの最新テクノロジーを駆使し、“モダン”をテーマにヘヴィ・メタルの新境地を切り開いた名盤。
大ヒット作『暗黒への挑戦』に続く本作は、EW&F初のライヴ+スタジオ録音によるアルバム(75年発表)。彼らの音楽シーンにおける位置を確立した記念碑的ライヴ・パフォーマンスが味わえる。
スチャダラパー全面プロデュースによる、日本初のヒューマン・ビートボックス・アルバム。NYで活躍中のAFRAは口から同時に3つの音を出すことが可能……とても人間業とは信じられない!
2001年の『TVサイズ!スーパー戦隊全主題歌集』がリニューアル。75年から2004年までの番組主題歌を1枚に凝縮。全曲TV用の短尺ヴァージョンなので、耳慣れており聴きやすい。
ガイ・レコード時代に残した音源の中から、バラードをコンパイルした企画作品。ベスト盤『very best of songs』(2002年9月)と重なる収録曲も多いが、耽美的な世界観だけでなく、優しいメロディ・ラインを紡いでいくコンポーズ面での個性もよくわかる。