本書は、少年スポーツに携わる指導者、とくにボランティア指導者や父母・地域の人びとを対象に、紛争にかかわる出来事が起きたときに備えて手軽に読んでいただくことを目的として著したものです。
彼らは世界史に何を与え、そして何を得てきたか。コロンブスの新大陸「発見」から500年、石器時代から現在までを通観する最も新しいラテンアメリカ史。
天才空手随筆家大山泰彦師範の痛快カラテエッセイ集。
本書では、数十本にのぼるヒット映画のシナリオから、Freeze!のような知らないと生命に関わるような超重要表現を始め、日本の英語教育ではあまり取り上げられていない口語表現や、単語がやさしいがゆえにかえって意味が分かりにくい常用表現などをピックアップして、映画の中での生の実例とともに語学的な解説を加えてみた。
中学時代、朽木三助のペンネームで森鴎外に手紙を出し、“一ぱいくわした”つもりが文豪の大手腕に舌を巻く『悪戯』。宿の水道栓から滴る微妙な音へのこだわりを互いに競った太宰との思い出から、その“最期”への無念さの篭る『点滴』。『鮠つり』『掘出しもの』『猫』等。詩魂を秘めた繊細と放胆、前人未踏の文学世界を創造していった著者の昭和六年から三十年間の珠玉のエッセイ四十七篇。
たばこのヤニから作る“おふくろ”の妙薬。奇病から髪の毛を失った母親へ、オランダで買った帽子。重なる心痛を耐え生き抜いて来た老母や肉親を描き、生きてあることの哀しみの源へ、真にあたたかな光を送る、短篇の名手・三浦哲郎の珠玉の名短篇集。
ささやかな生活の断片に、人生の一齣をすくいとって、文学の香りをそえる…。生まれ育った故郷のこと、子どものころのこと、友人や家族のこと、移りゆく四季の実感、文学への想いを滋味豊かな筆致と人生への深く暖かい視線で綴る、三浦哲郎の名随筆。随筆集『せんべの耳』『春の夜航』より名文63編を精選。
さむい冬のある日、レオくんがアババレオーとストーブにまほうをかけると…。ストーブはごんごんもえて、そとのゆきまでとけはじめた。
腕のいい技術者を集めて「発明工場」を作ったトマス・アルヴァ・エジソンと、物理学者と機械技師を組み合わせて発明を企業化したグラハム・ベル。この二人が繰りひろげた大発明戦争と彼らの生涯をとおして、エレクトロニクスの夜明けを描きだす。音響技術専門家の著者自身が、彼らの作り出した発明品を検証しなおしながら、電流・電話・真空管などのしくみについてわかりやすく図解を付して詳述する。
どこかにいるかもしれないし、いないかもしれない王さまの話です。「なにか、もっとおもしろいことがないかな」-そうです。おしろのにわに、宇宙人がおりてきたり、いけの中からかいじゅうがあらわれてきたり…。「おもしろいということは、びっくりするようなことなんだ」。すばらしいことを考えつくと、王さまはすぐに大臣をよびました。「ぼくは王さま」傑作シリーズより。小学校低・中学年向き。
弥生人が奏でた土笛の音色-古墳時代の女王に共通した早世理由-瓦の破片に残された職人家族の苦悩など-歴史の旅に出て、古代人と語らうひとときのロマン。