400年の歴史を持つ浄土真宗妙見派の京都・龍遠寺。天空の星を写しとるとされる謎の庭園は、さまざまな解釈がなされている。この庭で、庭師が首を切られ死ぬ。4年前には同じ庭で、その息子が殺害されていた。そして、龍遠寺が借景とする山のお堂に放置された手首のない死体…。星座と風水思想を読み解いて、事件は解決の扉を開いていくが…。島田荘司、鮎川哲也、二階堂黎人、有栖川有栖、法月綸太郎氏より絶賛されてきた、今、最も注目される新鋭が放つ本格長編ミステリ。
本書は実戦唐手家「本部の猿御前」と異名を持つ、空手道黎明期に活躍しボクサーとの試合や多くの他流試合に連勝して、空手の実戦性を証明しつづけた伝説の拳豪『本部朝基』の研究を主軸として、空手道発祥の地「琉球の歴史」から紐解いた唐手術史と、多くの記録や口碑から黎明期に生きた唐手家(空手家)達の生きざまを綴ったものである。第一章と第二章には本部が著した幻の空手書籍「私の唐手術」と「沖縄拳法唐手術(組手編)」を復刻した。本部自身がモデルとなって、最も得意としたナイファンチの形と本部流十二本の組手を行っている写真が数多く載せられている。
マッチ売りの少女ラビーニアは、妖精から魔法の指輪をもらいました。その指輪は、なんと、ものをウンチにかえることができるのです!!指輪の力で、天下無敵の女の子になったラビーニアは…!?イタリア児童文学のロングセラー。
どうしたらいいのか、わからないとき。ひとりで悩まず、尋ねてみよう。
本書は現役の数学教師、数学教師を目指す者および問題解決に関心のある大学生、そして意欲的な高校生等を対象とする、問題解決ストラテジーについての解説書です。
私が十七、弟が十五の夏。-十年前の、あの夏は信じられないほどよく泣いた。弟の連れているあの少年が姿を現した、暑さを感じる暇もなかったあの夏のことを、弟は、どんな風に覚えているのだろう。-彼はあの頃たった一人の、僕の友人だった。彼が何処にいると思って姉さんは、そんな遠い目をして見せるのだろう。コオ。暑いような、それでいて冷たいような湿気が、肌を包むようだったね。僕らが一番近くて遠かった、あの夏は-。
マヤイが、森の中であったのは、チック・タック・テックのオニの3きょうだい。さあ、「マヤイのとけいやさん」のはじまり、はじまり。
あれこれ持たなくてもいい!あれこれしなくてもいい!ムダを省いてすっきり、心ゆたかに暮らすための本。
家には100Vの電気が来ていて、100Wの電球を1時間ともすと100Wh。30Aの契約で、月に400kWA使ってるけど、これって?見えない電気がどうして発見され、どのようにその正体が明らかにされてきたか、歴史をたどれば、電気が何だかよく分かるようになる。
虐待を被けた子どもは、いつか大人になって自分の子どもを虐待する親になる!-そんな常識化した負の連鎖を乗り越えるために。子どもを受けとめる「家族の力量」「社会的養育の力量」がいま問われている。家族の愛に等しい養護をめざした「光の子どもの家」十九年の記録。
ソクラテス・カフェとは…活気がみなぎり、わくわくしてくるような哲学、今日のわれわれにとって意義深い哲学、師をもたない、そこに集う誰もが平等な立場で考えて語る哲学、そんな哲学のことである。フランスからアメリカへ、そして世界へ生き方を考える新しいムーブメント。
だれにも見えないものが見える。不思議な力をもつ少女ジュリー。ある夏の日、ジュリーは、畑の上をゆっくりと進んでくる船団を見た。これからなにが起こるのか…。ジュリーにもわからなかった。不思議な力にとまどい、おそれながらも、受け入れ、強く成長していく少女ジュリーの物語。ジュリーの力で、なにがかわるのか…。カナダのブック・オブ・ザ・イヤー受賞。カナダ最高のカウンシル児童文学賞を受賞。
東郷平八郎、乃木希典や秋山兄弟、そして敵将ステッセルまで、日露戦争には数多くの軍人が登場し、活躍した。しかし、「あの人はその後どうなった?」と聞かれると、「うーん」と唸ってしまう人物も多いはず。名参謀と呼ばれた秋山真之は?日本軍勝利の立役者・児玉源太郎は?満州軍総司令官のクロパトキンは?など戦後、意外な生涯を送った人物たちのエピソードを一挙紹介。