“花のラファエロ”と呼ばれたルドゥーテの『バラ図譜』から高木春山の『本草図説』まで、古今東西のボタニカル・アートの粋をあつめた豪華な博物図譜。植物画の歴史、文学に現れたる花の数々、手彩画の美しさが満載。200点ものカラー図版による“白い花譜”と“黒い花譜”の饗宴。
まほう人ぎょうのポポちゃんが、キスしたものは、みんなおもちゃになってしまう。マヤイたちは、そのおもちゃで、おもちゃやさんをはじめるが…。
王さまなら、なんでもすきなことができる…。ほんとでしょうか。小さな王さまの話です。さむがり王さまは、かぜをひいたら学校をやすめるなと思って、わざとうすぎで出かけます。ところが、元気な王さまとほめられて、サッカーのゴールキーパーにされてしまいます。ガクガクズムズムふるえていると、エミちゃんのシュート。小学校低・中学年向き。
天明の大飢饉に見舞われた奥州八戸藩での凄惨な人肉食を鉄砲隊足軽小十郎の日録を追いながら苛烈に描写。飢饉による死者たちの嘆き、生に執着する人々の業を直視し、人間存在の根本に迫る代表作「おろおろ草紙」。ほかに、「暁闇の海」「北の砦」「海村異聞」の歴史小説三篇を収録。著者の郷里に材を得、庶民の強靱な生きざまを鮮やかに描いた傑作小説集。
経済発展論や経済社会体制をめぐる議論で、日本やアジアの現実を踏まえた普遍的な議論をつくりあげようとするのであれば、それは必ずしも新古典派経済学の枠組みにとらわれる必要はない。日本でのさまざまな地域の開発・援助研究の議論や文献を検討してみると、個々の国の専門家がそれぞれ別個に、一国だけではなく横断的に存在する共通の要素について、同じような議論をしていることがわかる。そこから横断的な開発論、発展戦略を見いだすこともできるのではないだろうか。これが、本書の基本的な問題意識である。
ヨーロッパ中世に異端視されながらも、世界各地で多くの奇跡を起こしてきた太古地母神信仰の流れを汲む黒い女神の謎と、民衆によって熱烈に崇拝された黒いマリア・マグダラだけにイエスが伝えた“イエスの真の教え”の謎解きに挑戦。キリスト教史に一石を投ずる異色作。
自分好みの完全自由設計でマンションを自主建設したら、20%安で120%満足!コーポラ住宅入居者初の感動の体験記。
岡倉天心の「日本美術史」は、日本で初めて試みられた体系的な古代から近代にわたる美術史講義である。未完に終わった論考「日本美術史論」に加え、日本を含めてアジア美術史を叙述する「泰東巧芸史」講義を併録した天心の美術史観・歴史観の全貌。
なぜ男は女の論法に勝てないのか、人類不変の定理を解き明かす。爆笑ユーモアエッセイ。
本書は、社会構成主義をベースにした心理臨床を日常的に実践しているプロのセラピスト二人によって書かれた、プロのセラピストのためのナラティヴ・セラピー入門書である。
開祖の説かれたことを正しく伝えること、83歳の今日に至るまでの長年の経験に裏打ちされた武道観、柳生新陰流の兵法家伝書をはじめとする武道奥義書の解説などが、平易かつ達意な文章でつづられている。
ある日、王さまになぞの赤い紙がとどきます。「いのちは、もらうぜ。空ぞくコンコドル」たいへんです。空とぶギャング・コンコドルにかてるでしょうか。まけるな王さま。わるいやつが出てきても、さいごまで、あきらめずにたたかうんだ。