たまご焼きが大すきな王さまのユーモラスなお話。絵本作家長新太の原点となった作品です。
自己の所信を力強く表明する法廷のソクラテスを描いた「ソクラテスの弁明」、不正な死刑の宣告を受けた後、国法を守って平静に死を迎えようとするソクラテスと、脱獄を勧める老友クリトンとの対話よりなる「クリトン」。ともにプラトン(前427-347年)初期の作であるが、芸術的にも完璧に近い筆致をもって師ソクラテスの偉大な姿を我々に伝えている。
戦後の超ベストセラー『流れる星は生きている』の著者が、30年の後に、激しい人生の試練に立ち向かう苦闘の姿を描く、感動の半生記。自伝小説。
ぞうのあかちゃんが、まいごになりました。キリンや、カバや、ワニや、ライオン、みんながしんぱいしてくれますが、あかちゃんぞうは、ただ「あばばうぶー。」ちゃんと、おかあさんにあえるでしょうか。少しのおそれも、うたがいもない、純粋な赤ちゃんの「信」の心と幼い者の信にこたえる大人の「愛」の心とが最初から最後までゆったり流れている、こころよい絵本です。
「ぞうのはな、なくなれっ。」と、ぞうにいじめられたどうぶつたちがさけびました。すると、ぞうのはなは、みるみるうちにみじかくちぢんでしまったのです。ぞうはこまりました。どうしたら、いいのでしょう。
現実と幻想、覚醒と夢がひとつに融けあった驚異の世界へと読者をいざなう、短篇の名手コルタサルから届けられたワンダーランドへの招待状。
国じゅうでいちばんいばりんぼうで、わがままで、いちばんたまごのすきな王さま。じぶんでオムレツをつくりたいとコックさんにいいました。お城じゅうのたまごをつかってもしっぱいばかり。そうだ。どうぶつのなかでいちばん大きなくじらのたまごをたっぷりつかえばだいじょうぶ。さっそくヘリコプターにのって、王さまははりきって海に出発…。小学校低・中学年向き。