ボルヘス、ガルシア・マルケス、アジェンデ、バルガス・ジョサ…数々の作家を世界に送り出し、一世を風靡したラテンアメリカ小説には“魔術的リアリズム”という手法があった。その重要な諸作品を歴史的背景とともに辿りながら、物語に社会変革の希望を託した作家たちの手法を明らかにする。
みんなで対話しながら、一人でノートに向かいながら、子どもたちはあきもせず考え続ける。お茶の水女子大附属小学校の「てつがく」の時間は、銀河鉄道の旅のような不思議な時間だった。これはその旅の記録である。
空手道に必要な心構えから、形、組手の基本技術やルールもわかる。クイズに答えながら読むだけで強く、うまくなる。
本書は、カップルや家族、グループへのセラピーを様々な心理的相談事例を通して学ぶ、家族療法の入門書です。「虐待」「統合失調症」「抑うつ」「乳がん」「薬物依存症」「ADHD児の破壊的行動」など様々な架空事例を題材に、見立てからエビデンスのある支援モデルの適用までを、設問に答えながら学んでいける本となっています。複数の来談者への合同面接では個人面接よりも複雑なコミュニケーションパターンが現れやすく、支援や介入の糸口をどこに求めたらよいか悩むセラピストも多いことでしょう。本書では、カップルや家族、グループの間で展開されている人間関係や悪循環を図にして見立て、そこにどんなシステムが成立していてどんなナラティヴが力を持っているか、どんな資源があるのかを整理し、それをもとにどう働きかけたらよいかを学ぶことができます。これから家族療法家を目指す初学者にも、新たにカップルや家族、グループへの面接に取り組みたいセラピストにも最適の1冊です。
天下人へと駆け上がる信長と己は何が違うのか。播磨の小領主の陪臣として、くすぶっていた官兵衛。我が子を信長の人質に差し出し秀吉の傘下に入るも、荒木村重に囚われ、不遇は続く。本能寺の夜、信長が仕掛けた計略の真意をただ一人見抜いた男は大勝負をかけた!黒田官兵衛側から描く“裏”版!
本書は、パワーと影響力をどのようにして手に入れるかはもちろん、それらを活用した戦略と戦術、そして一度獲得したパワーと影響力がいかにして失われるかまでを解説する。
怪しいメールから届いた「理想の世界への転生権」。昔やり込んだゲーム世界に行けるなら、と生まれ変わったその先は…全く知らないゲームの世界!?たった一文字の入力ミスから、1ミリも知らないゲームの1ミリも知らないキャラクターになってしまった僕。必死に手がかりを調べるうちに、「ゲームの攻略に失敗すると魔王によって世界が滅ぶ」と気づいてしまって…。こうなったら原作のストーリーを予想して、全てのイベントを完璧にこなすしかない!「絶対原作守護るマン」と化した主人公がミリしらな世界で暴れまわるー!!新感覚英雄譚、開幕!!
ナラティヴ・ベイスト・メディスンを皮切りに、ナラティヴ論やナラティヴ・セラピー、社会構成主義など広範で難解な事柄を、だれでもわかりやすく、なおかつ、医療実践に即して書かれたのが、本書です。「ただ話を聞けばよい」「語ってもらって傾聴すればいい」というナラティヴやNBMに対する誤解は多く、精神論や倫理観として理解されているところがあります。間違いではないですが、正解でもない。本書では、具体的な治療場面を想定しながら、ナラティヴや社会構成主義について解説し、ナラティヴの導入によってどう日常の医療業務のあり方が変わるのかを描きました。内科医である著者によって書かれた医療者のための入門書は、ナラティヴを学ぶうえでの最良の1冊となることでしょう。
変化を記述する微分、面積や体積、量を計算する積分ーこの2つは、科学や工学を学ぶ上でさらには、経済学でも最も重要な数学です。どちらも、基本はすべて高校で学びますが、「あやふやな人」や「苦手な人」が多いのも、この2つです。法則や定理を正確に理解するためにもう一度、はじめから復習してみましょう。
今のラテンアメリカが一目瞭然でわかるアトラス!120におよぶ地図やグラフによって、現代のラテンアメリカがグローバリゼーションのなかで直面する主要な問題を分析する。
執権として北条家が権力を握っていた鎌倉時代。勢力争いや政略結婚、後継者問題に巻き込まれていく女性たちの、事件に遭い、身内を失いながらもしたたかに生きる姿を描く。北条家の母として、妻として、娘として、激動の鎌倉時代を生きた女性たちの物語。