本書では、精巧でますます人気の高いリモージュなどの蓋付きボックスを取り上げています。フランスの伝統的な絵付け法の花束、風景、蝶、鳥、楽器、グラウンドレー(地色塗り)、レリーフの盛り上げ、マーブル(大理石)模様とマラカイト(孔雀石)模様、金彩、レタリングといった技法を使い、24種類の新しいデザインのそれぞれのボックスについて、くわしく解説しています。
もうすぐクリスマス。村のケーキ屋さんのルカはおおいそがしです。ようやくケーキができあがった夜、ルカはみんなの家にケーキをとどけてまわりました。ところがつぎの朝、村じゅうはおおさわぎ。ケーキがぜんぶなくなっていたのです。だれかがケーキをぬすんでいった?!いったいどうして?そのわけを知ったルカがしたことは…。クリスマスにぴったりの心あたたまる物語。ルカのお父さん特製のクリスマスケーキが作れるレシピ付。
55円から“京都”を買う!、作る!、取り寄せる!が楽しめる。
個人の孤独な作業とされる芸術は、根底に「他者」を抱えもっている。芸術の根源的社会性を明確にするとともに、この「他者」のありようが、どのように「近代」の変容を規定してきたかを厳密な論理でたどりなおす。現代日本をリードする社会学者による初の本格的芸術論。
めったに見ることのできないタランチュラの体が本になりました。ページごとに、骨格、毒、心臓、筋肉、糸や脱皮のしくみなど、クモの体のしくみや、あまり知られていないクモの秘密についても、おもしろく解説されています。小学生中級以上。
自分がイマジンしたこと、それを行動に移せること、そして楽しむことができれば最高だ!シリコンバレーで創業、資金調達、経営・雇用に奮闘しながらも涙の売却…そして、マネジメントコーチとして「すごい会議」を体得するまでのジェットコースター的半生を赤裸々に綴った1冊。
米国のレストラン・チェーン産業におけるマネジメントの実態を調査・解明することで、従来の組織理論を超える「複合形態」論が主張される。現代組織のゴーイング・コンサーン化に必須な「自己補正力」と「自己再生力」は如何にして創出されるのか。具体的な事例が豊富に展開されるハーバード・ビジネス・スクール出版会の秀逸な経営書。
バイリンガルのための転職サイト「ダイジョブ(Daijob.com)」の人気連載コラムが本になった。
フランス・ルネサンス文学を代表する作家ラブレーの記念碑的大作、待望の新訳第二弾。巨人王ガルガンチュアの息子パンタグリュエルが、才能豊かないたずら者パニュルジュとともに大活躍ーイギリスの大学者との珍無類の論戦、パリの貴婦人への恋とふられた仕返し、さらに悪の化身の巨人ルーガルー退治など、名場面続出の物語。ラブレーの爆発的な魅惑を伝える新訳、ますます冴えわたる。『ガルガンチュア大年代記』を併せて収める。
イタリア・ルネサンス期最大の画家の一人に、ピエロ・デッラ・フランチェスカがいる。“図像表現の社会史”研究の一環として、ギンズブルグは、この最も謎の多いといわれる画家ピエロの三つの作品の分析に挑む。作品の注文主、モデルそして制作年代を解き明かそうとする。それは美術史研究の領域に足を踏み込むことでもある。既存の研究書が渉猟され、それらの研究を踏まえて、ピエロ個人を取り巻く状況を少しずつ明らかにしながら、ヴァチカンも巻き込むルネサンス期イタリアの大きな状況との関係を次第に明らかにしてゆく。人文主義グループ、パトロンたち、フィレンツェ公会議…、ピエロの作品と時代との関係を突き詰めて行くギンズブルグの手法は、あたかも難事件を前にしたシャーロック・ホームズに似て、読む者をあきさせない。そしてギンズブルグは、そのモデル、パトロンだけでなく、正確な制作日時と作品に込められたメッセージをも読み解き、ピエロの相貌とルネサンス期イタリアの姿をわれわれの前に鮮やかに提示する。ギンズブルグ史学の見事な成果。
LDで出ていたものの初CD化作品。ミミ役のコトルバスと、ロドルフォのジコフが、まさに上り調子のころに収められた見ごたえ十分な舞台。イタリア・オペラのスペシャリスト、ガルデッリの指揮にも注目。