“世界初、犬と犬笛による音楽集”と書いてあるが、多分、冗談だとは思うが、犬のためのリラクゼーション・アルバムなのかもしれない。シンセと犬の鳴き声を適当にあしらった音楽が続くわけだが、曲自体の質もたいしたことがないので、やっぱり犬向きか。
浄瑠璃の一派、豊後節から派生して江戸で生まれた新内節は、語り物のなかでは最もソフィスケートされた唄だ。新内の代表的な曲「蘭蝶」を4段分通して聴ける徳用盤。
俊英ピアニストがリーダーになるカルテットのスタジオ・ライヴ盤。真っ直ぐな思慮に富んだ、強いジャズ。そして、それはロマンティックでポエティックでもある。つまりは秀逸な1枚。ないのは話題だけだが、それだけに、よくぞリリースされました。
語尾をクイッとしゃくり上げ、ハイノートを飄々と吹くハンク節は相変わらず健在。長いキャリアの中でマクグリフと活動をともにする今が最もクロフォードらしいのかも。クロフォード、マクグリフの両者とも快調で気を吐くが、パーディらのサポートも見事。★
誰の耳にも親しみあるフォルクローレのメロディが新鮮な感動で伝わってくる。タンゴのフィールドのみならずクラシック・ヴァイオリニストとしてもアルゼンチンきっての名手として聴こえたフランチーニとそのオーケストラによるフォルクローレ・アルバム。
78年リリースの通算10作目。Pファンクの中でも名盤と評価されるアルバム。表題曲は全米No.1ヒット、ファンクのクラシックとして知られる名曲だ。