水野晴菜は恋人の死をニュースで知った。副島奈槻が沖縄で何者かに殺されたのだ。友人のレズビアンバー取材に同行して奈槻と出会った。男性に恐怖心があり、離婚願望もあったが、まさかの同性との恋だった…事件によって明るみに出た関係は夫の怒りを買い、警察に疑いをかけられ、晴菜は家を飛び出す。逃げる晴菜は南へ向かう。奈槻が死の間際に見た風景をみようと。その地で次々に明かされる真実とは?ベストセラー『転落』著者の渾身作、待望の文庫化。
徳間ジャパン音源から、タイトルどおり“グルーヴィン”な楽曲をセレクトしたコンピ。千昌夫のほとんどしゃべりのようなツイストのカヴァー「あんたのバラード」、その奥方だったジョーン・シェパードによるビー・ジーズの日本語カヴァーの「ステイン・アライヴ」、「トルコ行進曲」を大胆にシャッフル演歌にした曲など、カルト・ナンバー満載。
人工授精におけるドナーの匿名性廃止は何をもたらすのか。生まれてくる子どもと家族を取り巻く社会問題を、オーストラリアの事例をもとに解き明かす。
アコースティック・ギターをパーカッシヴに奏でる女性ギタリストによるアルバム。アルバムの内容はアコースティックとエレクトリック・ギターの両方を使ってのバンド・スタイルの音楽を展開。音響系ロックのような静かな曲からビートの利いたパンク風の曲まで、カーキの歌とギターが楽しめる。
レイコを狂わせ直子も死に追いやる『ノルウェイの森』を支える魔性のレズビアン美少女。発表から22年、発表された影の主人公。
キャバクラ、風俗店など25店を徹底取材。もがくほどに深く、抜けられなくなる楽しい穴生活、セイコ流・男女風俗現代考。
レズビアンである「彼女たちのストーリー」において示唆されていた問題意識を、女性学・ジェンダー研究、セクシュアリティ研究、クィア理論で取り組まれている課題と接続し、「時代遅れ」なものとして見過ごされてきた「彼女たちのストーリー」の新たな「読み」を提示する。
イギリス出身のエレクトロ・パンク・バンド、ダズ・イット・オフェンド・ユー,ヤー?のデビュー・アルバム。意図的に操作されたチープな音作りとダンサブルなノリが、聴く者の耳を虜にしてしまうはず。
キリスト教神学とレズビアン・スタディーズが切り結ぶセクシュアリティ研究の新たな地平。『福音と世界』好評連載に大幅な加筆修正。当事者であること、他者と連なること、現場にふみとどまることから見えてくる生き延びるための思想。
2005年の来日公演も大好評だった超絶アコースティック・ギター奏者、カーキ・キング。2年ぶりのサード・アルバムは、ゲスト・ミュージシャンとのコラボレーションのほか、カーキ自身の柔らかな歌声も5曲で味わえる。プロデュースはジョン・マッケンタイア。
ジェンダー、セクシュアリティの現在を問う画期的アンソロジー!映画に描かれたレズビアン・ゲイ・クィア・イメージを読み解く。