ロジャー・マレー(1911〜1998年)はバリュー投資の歴史において極めて重要な人物だ。金融のプロであり、エコノミストであり、議会メンバーのアドバイザーであり、教育者であったマレーは、伝説のベンジャミン・グレアムからコロンビア大学ビジネススクールの安全性分析(security analysis)の講義を引き継いだ人物である。本書はマレーの多方面にわたるキャリアを魅力的に紹介するだけでなく、彼が晩年に行った彼の投資哲学を要約した一連の講義録を掲載している。プロの投資家で教育者でもあるポール・ジョンソンとポール・D・ソンキンが、マレーの人生と業績を記録し、彼のプロとして偉業、理論的洞察、永続的な遺産を形にしている。彼らが強調するのはマレーの教育哲学と指導ぶりで、かつての教え子たちがマレーの指導や彼から受けた影響を振り返っている。本書には、1993年にガベリの講演で開催され、後に投資コミュニティーの伝説となった、マレーによる4回の講義録が掲載されている。
人類が正しい食欲を取り戻すには?「バッタ」からその答えを探す旅を始めようー。生物の摂食の仕組みを解き明かす圧巻ノンフィクション!New Scientist Best Book受賞!
絵を始めたばかりの初心者向き!人体ドローイングの基礎を1冊にまとめました。自由なポーズで人体が描けるようになる集中レッスン。
目標は、激しい対空砲火が待ち受けるフィヨルドの奥深く!
高速爆撃隊の活躍をリアルに描き、『スター・ウォーズ』にも影響を与えた名作!
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さぁ歌おう。いっしょに大きな声で。友の絆を強め奉仕に努めよう。
1928年、マルテ・ミュラーは引き寄せられるように脈動する首都ベルリンへ向かった。芸術アカデミーに通いはじめた彼女は、それからの数年間、時代の豊かさと悲惨さを経験する。カバレットやサロンではアメリカのジャズが流れ、性の解放が進むいっぽうで、経済危機と過激な政治活動がすでに路上を埋めつくしていた。矛盾する世界が並存し、交錯する街で、マルテはみずからのアイデンティティをたしかめようとする。しかし、ドイツという国がそうであったように、未来への選択を迫られていき…。崩壊が進むワイマール共和国を舞台に、マルテとほかの人物たちの人生がからみあっていく。活字への信頼を失ったジャーナリスト、貧困と政治に引き裂かれた労働者家族、反ユダヤ主義の標的にされたユダヤ人の少年…それぞれの運命がベルリンの街角で交差する。
都市と人類の六〇〇〇年。人類は戦争や災害や疫病などの困難に襲われながらも、何度も都市に住むことを試みてきた。ときに多くの犠牲をともなうかたちでその試みは失敗し、隆盛を極めたあまたの都市が放棄されてきた。しかし、一方で都市では、高度な知識や文化、資本主義経済、人や物や情報の複雑なネットワークといった多くのものが育まれた。二〇二五年には世界の主要な四四〇都市が世界全体のGDPの半分を生み出すことになると予想されている。人びとはなお都市に集まりつづけているのだ。人類は都市にどのような夢を見たのか。そして、その行きつく先はどこなのか。常に実験室であり、歴史を動かす場であった都市をめぐる壮大な人類史。