ニューヨーク、ブルックリンの不良少年ボブ・スミス。ブラックミュージックの虜になった彼は“DJになりたい!”という夢を紆余曲折を経ながらも強靱な意志と並外れた行動力で実現していく。そして彼が長い間あたためてきたDJキャラクター“ウルフマン・ジャック”に変身するチャンスが訪れた…。50年代ニューヨークのストリート、家族、恋、銃弾、そして数々のロックンロール、リズム&ブルース…。自らの成長過程と“アメリカの中のラジオ”をヴィヴィッド&ノヴェリスティックなタッチで描いた前編。
聖なるエクスタシー。豊饒なるイメージ群。インドの宗教と性と美への感受性が生んだ世界の秘宝。宇宙規模の男女合体像を観想し、恍惣状態を礼賛する、膨大な哲学・神話・儀式・生活態度・図像の集積タントラ。世界的権威が豊富な図版を駆使し、その豊饒な世界を総覧する。
「指輪物語」を生んだ国、イギリスのSF評論家、名物プロデューサー、映画史研究家が総力を結集、原作から映画に至るまで縦横無尽にガイドした「最強の入門書」。この一冊で「壮大な物語」の全貌が明らかになる。
「ことしは、きびしい冬になる」突然、アナルダスおじさんの口からとびだした不吉な予言。のどかに楽しく暮らしてきたウサギが丘の仲間たちは、せいいっぱいの冬じたくをはじめますが…。きびしい冬になると聞かされても子ウサギのジョージーは、初めてのことにわくわく!しかし、おそろしい寒さは、もうすぐそこまで迫っていたのです…。たくましく生きる動物たちをあたたかく描いた動物物語の傑作。
侯爵令嬢のリリーは、華やかな舞踏会より絵を描くことが大好きで、叔父の屋敷で作品づくりに励んでいた。そこへ、祖父の遺言によりチュニジアへ赴き、新種の幻の花を探したいーと貧乏貴族ジェイムズが、植物学者の叔父に協力を仰ぎに屋敷を訪れる。快く応じる叔父たちとともに、チュニジア行きへの同行を決意するリリー。ひと目見たときから惹かれつつも、身分違いの恋とあきらめ、相手への想いを封印して旅立つふたりだが、思わぬ展開に…異国情緒たっぷりのアドベンチャー・ロマンス。
むかし、スコットランドにちびっこギリスというおとこのこが住んでいました。ギリスは将来、谷間の村と山の村、どちらにすむかを決めなければなりません。ためにし声で牛を呼び集める谷間の牛飼いのくらしと、息をこらえてまちぶせする山の狩りのくらしを送っていました。その間にギリスの肺はとてつもなく大きく強くなり、その肺のおかげで思わぬ転機がおとずれます。
いじめに苦しむ子どもを救うため、親にできること・学校にできること。イギリスで実践されたノウハウと知恵が満載。
もし人が、天国をめざして、この世を生き抜いていくとするならば、どんな経験をすることになるだろうか。ピルグリムズ・プログレス(天路歴程)の少年版。