本書では、ソフトウェア開発における技術的および管理的側面の現状を述べたうえで、上記の考え方に基づいて、開発プロセスの各工程を品質を重視して科学的に管理するための手法・技法の基礎となるモデルについて論及する。
本書は、ビル・工事の建築電気設備の設計・施工・積算・運転や管理・工事に携わっておられる技術者の方々に、ぜひとも知っておいていただきたい事柄をまとめた、高圧受変電設備の実務知識のノウハウ集です。
本書はマーケティング問題への数量的解析の応用を中心に論じたものである。
本書は、M.カレツキ(Kalecki)やA.アイクナー(Eichner)を中心とする価格と分配の理論を研究し、それにもとづいて理論的枠組みを構築するとともに、日本経済、特に日本の企業行動の分析にそれを適用することにより、1つの見方を提示する。
本書は最近の新しい測量技術を取り入れ、測量の基本に重点をおいてわかりやすく解説したものであり、学校の教科書としても、現場の実務家の方にも役に立つように計画した。
小売業を取り巻く環境の変化の実態を小売経営者がどのように認識し、対応をはかってきたかを中小小売業者と大型店経営者のそれぞれの立場から分析。また、小売業経営において、最近関心が高まってきた環境問題やリサイクリングへの取り組みがどのようになされてきているかを明らかにする。大店法の改正にともなう大型店規制の緩和に関する問題に焦点を絞り、中小小売業者や大型店経営者にとって大店法の規制緩和がどのように受けとめられ、両者がどのように対応をはかっているかを分析。さらに、各業態小売店の店舗特性と商品特性から、消費者の店舗選択の方向性を明らかにする。
保険の原点に戻れ!裁量的所得再分配と、甘い将来見通しが招いた保険財政の危機。年金の積立方式への移行、制度間格差是正など、高齢化・低成長時代を乗り切る、給付と負担の新しいビジョンを提示する。
本書は、図版をふんだんに使ってわかりやすく書かれた、LANのネットワーク設計要件についての実践的な解説書です。昨今のネットワーク技術者が直面しているトラフィックパターン、トラフィックの種類、優先度、セキュリティ、冗長性、拡張性といったネットワーク設計に関する最新の課題についても詳しく説明しています。また、これらの課題を解決するための実際的なネットワークの基本設計も提示されています。
本書では、自己相似解とよばれる特殊解を通じて、主として拡散型非線形偏微分方程式の解の挙動を調べる方法を紹介する。とくにNavier-Stokes(ナヴィエ・ストークス)方程式をはじめ、各種の現象を記述する方程式を例に解説する。この方法は繰りこみ群的方法の一種とも解釈されるもので、非線形偏微分方程式の漸近解析において、近年強力な手法となってきている。漸近解析の形式的側面は、応用分野で広く用いられているが、本書はその数学的側面を厳密に述べることを目的とした。自己相似解とはおおざっぱにいうと、方程式を変えないスケール変換に対して、不変な解のことをいう。本書は、自己相似解が、一般の解のある典型的挙動を、漸近的に近似していることの数学的証明を、代表的な方程式について与えることを目指している。
物性論のための多体の量子論、すなわち主としてグリーン関数を用いた場の量子論の凝縮系への応用を平易に解説した教科書。絶対零度の形式から有限温度の松原形式、非平衡を扱うKeldysh形式、超伝導を扱う南部ーGor’kov形式までの解説を含む。量子ポイントコンタクトや超伝導接合などの電子デバイス的な応用例を取り上げながら、場の量子論の手法の基本事項を新しい視点を加味して要領よくまとめてある。電子物性論に携わる大学院生や研究者のためのテキストとして、またメソスコピックデバイスや超伝導素子の研究者のための参考書として最適の書。
この度の耐震設計に関する建築基準法の改正は、1981年における改正と軌を一にするもので、終局強度設計法の、より一般的な展開とみることができる。この機に及んで、本書の意図は性能設計法の真の発展を促すことにある。前書と比べて、本質的に変わりはないが、内容を理解しやすいように整理し、耐震設計の根幹に関わる記述に重点を置いて補強し、煩雑な細部の記述は後まわしにした。
平成11年度農林水産省委託事業「中小外食・中食業界経営改善推進方策調査」のうち、「中食の需要動向調査結果」の全文を増刷したもの。21世紀の食マーケットの扉を開けるカギと見なされる消費者の中食行動を、主婦・個人(学生・OL・サラリーマン)・シルバー層(60歳〜)の三つの属性別にアンケート調査を実施し、5年前(シルバーは4年前)の調査との時系列比較や今後の需要動向の分析を試みる。
経済的不平等に対する理論的な検討に三好内外国特許事務所1997年拡大版の全訳。厚生経済学と社会的選択の理論に対する貢献によって1998年ノーベル経済学賞受賞。
本書は、管理会計職業に先行する財務会計職業の発展を分析し、会計の制度的確立の過程を検証。この制度的確立過程は、管理会計成立の制度的基礎を準備しているからである。また、管理会計は、「理念としての科学的管理」と「技術としての原価計算」とに立脚していると考えているので、管理会計の理念的基礎としての科学的管理の発展と、管理会計の計算的基礎としての原価計算の発展を確認する。第1次世界大戦後のイギリス原価計算が、アメリカから導入されたものであって、当時のイギリス人には新鮮に受け止められていたことも明らかにした。