本書は、大学ならびに工業高等専門学校における鉄筋コンクリート部材の設計に関する計算演習の副教科書として編集したものである。
ソフトウエアに知識と推論の機構を組み込むために理論、方法、プログラム技法をやさしく系統的に解説する。まず,知識表現の方法を紹介し,次にその知識を有効に利用する効果的な探索/推論の方法を解きあかす。さらに応用として、質問応答システム、エキスパートシステムなどの技法を詳しく解説する。プログラムレベルでの解説を十分に与え、実際のソフトウエアシステムへの応用に役立つようにした。
4年制大学の機械系学科の教科書。はじめて学ぶ学生や技術者にも容易に理解しやすいように基本から解説し、また自習書としても活用できるよう、演習問題とその詳しい解答をつけた。
本書は、企業活力総合分析システムTOCCATAの活用法マニュアルとして執筆したものです。このシステムは、東洋経済新報社の経済マクロ産業データおよび上場企業の有価証券報告書のデータベースからデータをフロッピーに落して、パソコンで分析するシステムです。本書を一般に刊行するのは、情報化時代を踏まえての分析の考え方や、実際の企業についてのさまざまな分析例を示していますので、現代的な分析の可能性を紹介する面で意義があると考えるからです。
機械工学・制御工学を専門とする学部・大学院生およびFA機械工場を始めとする高度技術依存型産業の技術者(設計、検査、保全、品質管理、安全担当者)を対象として書かれた安全工学/信頼性工学の教科書。
有限要素法は、後退翼構造の振動特性の精密な把握を目ざし、ボーイング社の技術者によって開発された。本書はその導入の精神を尊重しながら、構造物の振動および応答解析法がいかにして組立てられていくかを、できるだけ平易に解説したものである。
建築士試験問題には、建築計画・建築法規・建築構造・建築施工・建築設計製図の5科目が含まれます。本書は、全国統一問題として出題された最近の問題の中から重要なものを選び、これらに筆者らがつくった新問題を加えて、新問題には印をつけました。
最先端技術をはじめとした幅広い高信頼度の技術で支えられる送配電技術を体系的に記述した力作。大学電気系の教科書です。電力関係技術者、メーカーの関連技術者の参考書です。
地球人口は、今後10年間、毎秒3人、毎日27万人、毎年9700万人ずつ増え、21世紀半ばには100億人に達する。われわれ人間の数自体が、いま、地球の生命維持システムを崩壊させつつある。われわれは〈過剰人口〉を病む地球をいかに癒しうるか。
本書は、自然人類学のエッセンスを集めた本である。かなり内容が多岐にわたるが、ともかく総花的になることを避けるため、いくつかのテーマを選んで、それぞれの専門研究者が噛み砕くように執筆した。全章を通じて、何か特別な主題を貫こうとする意図はない。自然人類学が攻撃する範囲をできるだけ有効にアピールしようというのが、本書の最大の狙いである。
主成分分析、因子分析などの多変量統計解析はいまや人文・社会系諸学問の計量的展開にとって欠かせない武器。文書は、数学的難解さゆえに従来とかく敬遠されがちだったこれらの手法を、岡村孝子の歌曲への選好度調査を素材に、親しみやすく初歩から解き明かした。統計学や線形代数の予備知識のない人でも学習可能。
本書は「色」とは何かを問い直し、色素化学および物理化学の立場から「色と化学構造との関係」についての体系化を試みたものである。まず、1で「色」という感覚量を物性につなげることができるか否かを検証し、2において本書の主目的である「色と物質構造との関係」に関する原理を分子軌道理論を使って体系的に整理する。3では、「色」に対する物質の化学構造のみならず、物理構造である分子の会合や溶媒の影響についても解説する。
本書は、ロボットや精密機械に代表されるメカトロニクス時代に対応した新しい内容の機械力学のテキスト・参考書である。丁寧かつ具体例をあげた説明に加え、常に全体との関連を意識して解説された、新しいタイプの教科書である。