本書はエビデンス万能という世間の流れに棹を差し、抗議の声を挙げるものである。また、もう一つのテーマは創感染の発症メカニズムに対する推論と、それに基づく治療原理の提案である。
「最近どうも頭が固くなってきたなぁ」そんなあなたにつける薬は“科学”です。文系理系を問わず、科学のホントの基本を知るだけで、たったそれだけで、あなたの頭はグニャグニャに柔らかくなるかもしれないのです。科学の基本ーそれは、「世の中ぜんぶ仮説にすぎない」ということです。思いこみ、常識、前例、先入観、固定観念…そういったものにしばられて身動きがとれなくなっている人っていますよね?「なんでこんな簡単な話が通じないんだ!」ってイライラしますよね?そんなときは、気休めにこの本を読んでみてください。きっと、ものの考え方から世界の見え方まで、すべてがガラリと音を立てて変わるはずですから。
往年の名画の中から、名曲中の名曲を集めた映画主題歌ベスト。「サウンド・オブ・サイレンス」「愛のテーマ」「ムーン・リヴァー」など、誰もがどこかで耳にしているナンバーを22曲収録。あっという間にスクリーンの向こうへ導いてくれる。
デンオンのカタログにはふたつの“ピアノ作品全集”がある。ひとつは指のトラブル克服後のベロフ盤、それに先立つ80年代に録音されたのがルヴィエ盤だ。どちらもフランスの“エスプリ”ではひけをとらないが、見事なほどに異なった演奏を聴かせてくれる。作曲家が“ピアノと自分の対話”との言葉を添えた「映像」が象徴するような、ピアニストのインティメイトな会話の数々を堪能する、そうした流れにルヴィエのアプローチはきわめて自然に溶け込んでいく。初出時1枚分の出費ですべてが揃う。これはお買い得。
90年代より、ヒット曲を量産してきた「ビーイング」。T-BOLAN、WANDSなど、所属男性アーティストの人気曲を集めたコンピ。CM・ドラマなどのタイアップ曲が多い。
梓みちよがソニー・ミュージック時代に残した筒美京平の全作品、および、シングルA面曲、アルバム未収録B面曲、そしてアバやシカゴ、シルヴィ・バルタンら洋楽曲のカヴァーを収録した初の2枚組ベスト。
年末恒例、ユーミンの新譜です。今回のテーマは“傷つく勇気を応援します”ということだそうだが、さすがにうまく作り込まれたサウンドと詞が詰め込まれている。またまたバカ売れしそうだ。といっても今回はちょっと煮詰まり気味かな?
東芝EMIとSMEの合同企画によるベスト盤。双子の姉妹ザ・リリーズのヒット曲集。75年のデビュー曲「水色のときめき」や代表曲「好きよキャプテン」ほか、78年までの作品を収録。
全曲の詞曲も手がけるヴォーカリスト、吉田美和とバックを務める男性2名の3人組のデビュー作。打ち込みを主力にしてるけど、サウンド及び作風は、美濃屋時代の大橋純子〜デビュー当時の竹内まりやを足して2で割ったような安定感がある。
ひさかたぶりのシティ・ポップ路線の復活だが、この男にかぎって言えば形を変えながらも常に意識してきた70年代の日本のロックへの憧憬が、ようようたくましさをつけてきた、と解釈したい。クレジットに相変わらず居並ぶ女の名前にはまいるけど…。