実用品からコレクション用まで、国産万年筆400本以上を収録。
甦る。真夏の海の眩しさが。いつか見た、あの風景に出逢いたいーそうだ、今度の旅は、大人発、青春時代行きー無限に拡がるレールの先の未知なる出逢い。
万年筆の修理をたのんできた少女を探すうちに、不思議なインクのなぞが明らかになってゆく「赤い万年筆」、戦禍から逃れ、戦後の混乱の中で、その日その日を精一杯生き抜こうとする母子を描く「峠物語」など、生きることへの熱いメッセージが込められた珠玉の6編。
人気アニメ『ハンドメイドマイ』のOVAヴァージョンのオープニング&エンディング・テーマ。ユニット「アンセブ」ことUNDER17によるキュートな「萌え」の楽曲が本編を盛り上げる。
剣を握った時から、人は人を傷つけるようになった。ペンを握った時から、人は人に愛を綴るようになった。ゲーテが「外に出た頭脳」と呼んだ「手」に握られたペンの先からは、それぞれの人の想いがこもる個性的な文字がじかに紙面に現れ、息づいた文が綴られていく。誰もがペンは剣よりも強く、文は人なりという言葉を実感する。パソコンで打ち出される誰のものとも知れず、記号でしかない文字に飽き足らなくなった人々は、いま再び自分の手が握る万年筆で自分の文字を書くことの素晴らしさに気づき始めた。いい万年筆を持てば必ず何かが書きたくなり、何を書けばいいかがわかってくる不思議さ!これはその魔法を示す書である。
気になる「あれ」を作っている人はどんな人たちなんだろうー本書はそういう単純な動機から生まれました。経済のソフト化とか、他国の追い上げによって、モノ作りの現場は自信を失いかけているかのように報道されていますが、ちょっと視点を変えてみると、素敵でかっこいいモノが生み出されています。そして訪ねていくと…そういうモノたちは、「職人技」によって支えられているものでした。十の物語が紡ぎ出す新しいモノ作りに、参加してみませんか。
愛すべき万年筆、お気に入りの腕時計、革装の手帳の手触り、何度読み返しても面白い文庫本、優雅で品格のあるネクタイ、軽くて足に吸いつくような靴…。満足感と幸福感を買う楽しみ。
文房具、身近な小道具でありながら、これほど使う者の心をときめかせる物はない。消しゴムで作ったゴム印、指先で糊をのばす風景、鳩目パンチ、吸取紙など、懐かしいものがたくさん登場する。手に馴染み、気持ちに寄り添う文房具。ちょっとした使いこなしがその価値を決める。どうすればこの小さな道具が創造力の源泉になりうるのか。文房具の想い出や新たな発見、工夫や悦びを語る随想集。
パソコンがこんなに普及する世の中になっても、パソコン嫌いの人はまだまだ多い。「パソコンを使うようになると漢字を忘れる」とか、「ステレオタイプな文章しか書けなくなる」などと、まだ思っている皆さん、パソコンは実は「あなたの思考力をおおいに高める、人生の味方」なのです!本書は、超ビギナーでもラクラク読みこなせる、パソコンライフへの第一歩の一冊です。
二十世紀の終わりに当たって、この百年に誕生したヒット商品の数々と、その背景にある世相を写真と記事で紹介。本書は「なぜヒットしたのか?」を追求し、発売当時及びヒットした当時の商品写真や広告写真を交えて年代順に構成。世相は、そのとき、あのときの懐かしの名場面写真に加えて、主な出来事や映画、テレビ、漫画、音楽等を時代ごとに年表形式で構成。アイデア次第で、一つのヒット商品から大企業へと変身する過程や、絶え間ない研究、開発、努力で、やっとこの世に誕生したヒット商品など六十三点を紹介。
メール、レポート・企画書作成…。文章処理マシーンとしての利用が最も多いパソコン。では少しでも快適に文章を書くためには何が必要か?日本語入力システムや漢字変換のちょっとした工夫で、パソコン環境はずっと使い易くなり、パソコンへの親しみも大いに増す。本書では、電子辞書利用術や、単なる文章作成だけにとどまらずアイデア創造のツールとしても役に立つアウトライン機能などを紹介。「速く簡単に上手な文章を書く」テクニックを身につけ、パソコンと良き友達になるための一冊。
万年筆がアツイ。ヌルヌル、ヌラヌラ、スルスルと、天にも昇る書きごこち。魅惑の筆記具にとりつかれた、職人、メーカー、愛好家がくりひろげる現代の万年筆絵巻。