一つの事実の背後には、数多くの意外な面が隠されている。取材の過程でぶつかり、作品には表われなかったさまざまな思いがけないエピソードを、改めて紹介する。同時に、いかにして作家が素材を見つけ、資料を探し、取材をし、対象に肉迫して作品を完成させてゆくかをうかがわせる、興味深い好エッセイ集。
本書は『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』(新潮社刊)より18篇を柴田元幸氏がセレクトし、英文とポール・オースターによる英語の朗読を収録したものです。
「いい道具」とはなにか?文房具の魅力に取りつかれた著者が、手に入れ、試してみたモノを、知性と感性で分析する文房具真髄読本!
フリーの音楽評論家が、何を血迷ったか百万円以上もするパソコンを買い込んだ。キーといえば電卓のそれぐらいしか叩いたことがなく、目覚ましの説明書さえ読み間違える昭和ヒトケタ世代。その著者が、今や高級機を駆使し、企業にアドバイスし、専門誌にまで登場するパソコン人間に変貌した。一体、何が起こったのか!
データの採取、分類、整理をはじめ、記録、通信、あるいは時間管理などを強力にバックアップする文房具のいろいろを紹介し、知的生産の効率化のためにどう活用したらよいかを解説する。アイディアいっぱいの新製品から、誰もが欲しくなる世界の名品までを網羅。豊かな書斎生活を演出するための1冊。
日頃何げなく使っている文房具の表情を、軽妙な語り口で活写した楽しい文具談議。あわせて、食いしん坊を自認する著者が、全国各地の味覚を訪ねた「百味雑記」を収載。
諸家の万年筆に対する雑感と興味と経験と現時に於ける万年筆の勢力と各種の万年筆の特徴と便益と各種の趣味あるペン描きの挿画と。
情報化社会を楽しく生きるコツは、できるだけ多くの話題を持つことである。そこで本書では、歴史のマル秘エピソードから最新若者用語まで、思わず誰かにしゃべりたくなるようなおもしろ・ウンチク知識を網羅、そのうえわずか2行でネタの要点がわかるという画期的な書である。
二十世紀の終わりに当たって、この百年に誕生したヒット商品の数々と、その背景にある世相を写真と記事で紹介。本書は「なぜヒットしたのか?」を追求し、発売当時及びヒットした当時の商品写真や広告写真を交えて年代順に構成。世相は、そのとき、あのときの懐かしの名場面写真に加えて、主な出来事や映画、テレビ、漫画、音楽等を時代ごとに年表形式で構成。アイデア次第で、一つのヒット商品から大企業へと変身する過程や、絶え間ない研究、開発、努力で、やっとこの世に誕生したヒット商品など六十三点を紹介。
愛すべき万年筆、お気に入りの腕時計、革装の手帳の手触り、何度読み返しても面白い文庫本、優雅で品格のあるネクタイ、軽くて足に吸いつくような靴…。満足感と幸福感を買う楽しみ。
人気アニメ『ハンドメイドマイ』のOVAヴァージョンのオープニング&エンディング・テーマ。ユニット「アンセブ」ことUNDER17によるキュートな「萌え」の楽曲が本編を盛り上げる。
個性ゆたかな教師たちの授業ぶりや、敗戦を見越し国の再建を担う人材の養成をめざす校長の、ひそかな抱負など…笑いと涙の旧制中学生活…。太平洋戦争のさ中に、中学生となった少年の哀歓を描く。