「鈴木さんは社長だ」と「鈴木さんが社長だ」はどう違うのか。日本語の諸問題を、22の視点からやさしく解説。日本語のしくみがすっきりわかる。
スフィンクスの浸食の跡とピラミッドの配置は、紀元前1万500年頃を示していた。大ピラミッドの「星をのぞく穴」は紀元前2500年の空に照準を合わせていた。ギザの大地に示されたこの二つの時代は何を意味するのか。著者たちはコンピュータを駆使し、古代の文献を読み解きながら創世の時にさかのぼる。文明発祥の謎を解き明かす太古の「知の遺産」のありかが今ここに明らかになる…。
成瀬安奈は高校一年生。派手でたくましいキャリアウーマンの母・比奈子とともにパワフルな毎日を送っていた。何しろ、学校でも指折りの秀才・慎也に声をかけられ、ちょっといい感じなのだ。でも最近気になることが…目の端をよこぎる、謎の金色の光。一風変わったお嬢様・貴美子は、その光は安奈の守護霊で、なんと「ムー大陸の神官」だと言い放つ。信じられないが、少なくとも幻覚ではないらしい。だって金髪碧眼のハンサムな人型の光が、安奈にひとなつっこく話しかけてきたのだ。
強国に挾まれ悩むブロア領主アスラン、政略結婚から逃げ出すその妹レイチェル、領主に恋するがゆえに別の男に体を許してしまう待女ジェシカ、騎士になれない体に苦悩する若きフランス王フィリップ、身分を捨て自由に生きる吟遊詩人ブラン。強い者が正義であった時代、若者たちは、運命に逆らい、本当の愛を模索していた。十二世紀のフランス、豊かなブロアの大地に、熱い青春の伝説が語り継がれる。
世界的な心霊家・深見東州が「恋したい人」に贈る一冊。
難しい「英文法用語」などを覚えずに英文法が理解できるようになれば、それに越したことはありません。しかしいざ文法書を開くと次から次へと様々な「英文法用語」が出てきます。「英文法用語」がわからないために肝心の英文法の規則そのものの説明がチンプンカンプン…これではせっかくの学習意欲も失せてしまいます。この本はそんな方のために、難しそうに思える英文法用語を選んで、私自身の言葉でかみ砕いてわかりやすく解説しました。
本書はハワイ語の文法の基礎的なものをわかりやすく解説することを第一の目的として書かれたものです。大学のハワイ語の授業で言えばだいたい一年生レベルのもので、多少2年生レベル以上のものが盛り込まれている程度です。従って、ハワイ語の奥深い世界の極一部しか網羅しておりません。いろいろなハワイ語に接してみると本書に書かれている文法からかなり逸脱した要素が含まれていることがわかると思います。本書は奥深いハワイ語の世界への第一歩として活用できるものである。
対照言語学・言語類型論の第一人者が最新の成果をふまえ洞察する、日本語の本質。
今一度一念発起して、世界の共通語になりきった言語を見直し、TOEICあるいはTOEFLに挑戦したい人、実用英語検定で準1級以上を目指している人を対象とした基本から熟達までの橋渡し。本物の英語力に必須の完全英文法。
ネット時代の到来で英語を書く機会が激増しています。しかしいざ英語を書くとなると簡単にいかないもの。本書は「ネイティブ発想」の視点を導入しながら学校で学んだ文法を十二分に生かすことで簡潔かつ効果的な英文を書くコツが身につけられるライティング入門書の決定版です。
「愛らしい」「赤ん坊だ」「泣いた」-日本語の基本文はこの3種で必要十分である。英文法の安易な移植により生まれた日本語文法の「主語」信仰を完璧に論破する、すべての日本語話者、必携の書。
中世後期の室町幕府ー守護体制は、中央権門=幕府と地域権力=守護が、相互に補完し合い成立していた。室町期から戦国期へと武家権力はいかに変わっていったのか。権力構造と秩序の実態を解明し、歴史的意義を探る。
英文法にまつわる素朴な疑問をきっかけに学生との対話スタイルで英語のしくみを解き明かしていく。最先端の言語学理論を楽しみながら学ぶことができる1冊。
疑問を残さない明解な解説、会話に活かせる生きた例文。初級者に役立つきめこまやかな解説。中・上級者にはフランス語のひろがりの楽しさを示す万能書。
日本語に「主語」はない。それどころか、英語における「主語」の概念すら、実は歴史上遅れて発生した特殊なものなのだ。「主語」は普遍性を持たない文法概念なのである!千年の言語史を遡行して、「天」の言語と「地」の言語を説き明かす、壮大な比較文法論。
日本語の「が」は主格の表示とすべきではない。「が」という形式に載る論理が何かを、日本語の中から帰納すべきであるのに、それを西欧から主格(主語)という概念を取り入れ、「が」にあてはめたことが、日本語を考える時の間違いの基になっている。-日本語独自の発想を日本語の内心に分け入って考察した珠玉の論考集。
多田の所領に武力を蓄えながら、密告者という役回りを演じて摂関政治確立に奉仕した父満仲。摂関政治全盛期に、一般貴族と同様、受領として道長に追従した嫡男頼光。対照的な父子を通して、当時の武士の実態に迫る。
三月四日末明、駒城下屋敷に時ならぬ銃声が轟いた。同時刻、未だ凱旋式典の残滓を纏う皇都に軍靴の響きが。五将家の雄、守原が起ったのだ。皇宮を抑えた蹶起軍は、玉体を手中にし、市街を制圧。その“義挙”は完遂目前となった。唯一、暗殺者どもを撃退し囲みを脱した駒城家育預、近衛中佐・新城直衛を除いて…。皇都を震撼させた動乱の帰趨はー。