英語をきちんと読む。この作業は楽なものではない。が、なんといっても、知的で楽しい。どんな短い文でも、丹念に読むと、広大無辺な意味の世界が広がってくる。何が書かれているかを知るには、どう書かれているかを正確に把握しなければならない。その作業を通して、はじめて、有限の表現に包み込まれた無限の意味の世界に踏み込むことができる。本書は著者が渾身の力を込めて実践した解釈作業の一端を含む、英語学と認知論の論考である。
東欧系ユダヤ人の言語「イディッシュ語」。ユダヤ人の歴史と文化が凝縮された「日常の言語」であったイディッシュ語は、現在では「死にゆく言語」と見なされている。ユダヤ人にとってイディッシュ語とは?イスラエルでの参与観察による貴重な情報をもとに人と言語の関係を考察する。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」という『雪国』の冒頭を、ある訳者は“The train came out of the long tunnel into the snow country.”と訳した。英語表現では汽車が焦点となるが、私たちは描かれざる主人公をイメージする。ここで「主客合体」の状況が起きるのだ。本書では、さまざまな日本語話者好みの表現を取りあげ、その背後にある「こころ」の働きに目を向ける。主観性や主語の省略現象、複数表現、「モノ」「トコロ」を軸とした事態把握などから、「日本語らしさ」とは何かが解き明かされる。認知言語学の第一人者が洞察する、日本語の本質。
本書は英語国民にとってはあたりまえの表現ながら、日本人にとっては苦手だという表現を中心に取り上げ、全体を「名詞」、「動詞」、「前置詞」、「構文」の4つの章に分け、豊富な用例を挙げながら解説を加えている。
変化するのは、言語の本質である。現在、世界に数千あるとも言われる多様な言語が存在するのも、変化の結果である。しかし、個々の言語理論が、その変化・変異のメカニズムの全容を解明するには限界がある。だからこそ、形態論・統語論・意味論・社会言語学・歴史言語学・方言研究・言語獲得・実験心理学などの諸分野の研究者がその最新の研究成果を持ち寄る場が、いまこそ必要である。
自己否定、将来の不安、人間関係…お主なら全部のりこえられるんじゃよ。あなたの守護龍神と話すことができるようになる方法も教えます!
元新聞記者の著者が教える基本ルール。「書いているうちに、回りくどい文になる」「書いたことが、うまく伝わらない」など、文章に対する苦手意識も一気に解消。
日本経済を復活させ、中国「軍事経済」を封じ込める“新・黒田バズーカ”。日銀総裁の本心が、この一冊に。
本書はAndrew RadfordのAnalysing English Sentences(第2版)の翻訳で、上巻では、原著の第1〜4章を収録した。最新の極小主義プログラムによる統語分析の基礎を丁寧に解説し、英語の主要な構文の具体的な分析手順を詳細に示している。非標準的な現象も興味深いデータとなりうることを浮き彫りにしているのも特色である。英語学の学生・研究者のみならず、外国語学・日本語学等の隣接分野の読者にも極めて有益な書である。
本書は『近代英語文法』(MEG)第3巻(統語論2)の内容の紹介と解説である。本書の特徴:1.近代英語に関する記述文法の最高峰。2.理論と事実の見事な有機的結合。3.節(接触節、潜在疑問文等々)に関する詳細な観察。4.関係節(as、but、thanを含む)の詳細な観察と分析。5.残存要素から見た削除現象の特徴。6.他動性に基づく動詞の諸特徴の観察と整理。
縁結び、就職・合格祈願、商売繁盛、無病息災。誰よりもあなたのことを知っている神様だから、なんでも教えてくれる!不思議な「直感力」が身につく!見るだけで運気があがる神気写真つき。
本書は英語に対する基本的な疑問について英語の歴史を通して説明する。英語の先生が英語の歴史について知識を得ようとする際に、簡潔にその知識を提供できればと願って書かれたものである。