公共図書館の原点となる19世紀イギリスの公共図書館運動を、実証的に叙述。図書館法成立から第一次世界大戦までの歴史的文脈をたどる。思想的背景、図書館員、建築デザインなど幅広い視点からの研究書。
中近世京都の御霊祭・今宮祭・六斎念仏の実態と変遷を明らかにし、これらを取り巻く当時の都市空間や地域社会との関係に迫る。歴史地理学の研究手法も用いて諸資料を分析し、歴史的・地域的に重層性を有した祭礼の空間構造を探究。未着手だった上京や西陣、都市郊外の祭礼とその空間構造に光をあてることで、京都祭礼文化史の全体像を構築する。