日本銀行の次期総裁に、経済学者で元日銀審議委員の植田和男氏が起用される見通しで、金利上昇期待も高まっています。しかし金融機関にとって追い風ばかりではありません。 ダイヤモンド編集部が、金利が上昇した場合の国債と地方債の評価損を試算したところ、「金利2%上昇、健全性を保つために必要な自己資本比率7%」のシナリオベースでマイナスに陥る地方銀行は31行に上りました。 またコロナ禍に国が打ち出した実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)の返済が今夏以降、本格化します。ゼロゼロ融資は、融資後3年間の利子を企業に代わって都道府県が金融機関に補給し、しかも元本の80%か100%を公的機関である信用保証協会が肩代わりしてくれる、いわばリスクフリーの金融機関にとっておいしい貸し出しでした。 その利益の“水増し分”は返済で剥がれ落ちた場合、地銀にどれほどの影響をもたらすか。それを試算した全国100の地銀のランキングと共に、地銀やメガバンクを襲う苦難、全国の254信用金庫と139信用組合を対象とした独自ランキング、瓦解の危機にあるSBIホールディングスの「第4のメガバンク構想」の実態など、地銀・メガバンク、信金・信組の最新動向をお届けします。【特集】地方銀行/メガバンク/信金・信組 老衰危機「Prologue」金利上昇で国債含み損拡大 地銀を襲うリスクの正体「耐久力」ワーストランキング 国債、地方債の金利上昇ストレステスト「Part 1」限界地銀の試練「ゼロゼロ融資依存度」を独自試算! 地銀の3割が赤字転落の衝撃「実質的」本業利益ワーストランキング 実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)返済本格化ストレステスト苦情続々、金融庁が激怒の仕組み債販売 東海東京と岡三証券が急減(Interview)屋敷利紀●金融庁総合政策局審議官衝撃広がった広島銀のシステム”乗り換え” 勢力拡大するNTTデータ愛知、福岡、神奈川…列島各地で神経戦 地銀再編、次の”目玉”は?「Part 2」黒船襲来「第4のメガバンク構想」が瓦解寸前! SBI系が含み損拡大で窮地地銀投資に特化した異色ファンドに注目 株主ガバナンス時代のありあけM&A仲介は「脱・日本M&Aセンター」へ 自前主義で実績積む京都銀デロイト、三井住友銀行、富士通系も 地銀に照準、コンサル侵攻戦「Part 3」メガの正念場みずほと三井住友、経営責任の取り方に差 金融庁”さじ加減処分”の波紋三井住友銀の”異例”頭取人事で浮上 「新エリート路線」の正体楽天やペイペイのリテール攻勢に待った! 三井住友アプリの常識破壊「Part 4」信金・信組 「格付け」ランキング全国254信金&139信組 最新版 独自「格付け」ランキング(Interview)収益力や地域密着度で他を圧倒! 全国1位の信金・信組理事長を直撃! 高橋一朗●西武信用金庫理事長 山本明弘●広島市信用組合理事長【特集2】砂上の絶対王者日本M&Aセンター【News】(Close Up)JR東日本と東急不動産が不動産で包括提携 協業とは名ばかりの”不平等条約”!?(Close Up)真相ルポ 東京・谷中の大型マンション開発頓挫 関電不動産の契約過程に疑義「ウォール・ストリート・ジャーナル発」日銀次期総裁に期待される政策転換 まだ先か米消費の急回復、ほんの序の口中国は世界経済を救う? 当てにしてはいけない「政策マーケットラボ」「植田新総裁は驚きではない」 元日銀スタッフが明かす実像井上哲也●野村総合研究所シニア研究員米領空侵入の「中国気球」撃墜は米中衝突の”前奏曲”なのか田中 均●日本総合研究所国際戦略研究所特別顧問、元外務審議官「Data」(数字は語る)▲31ポイント 人員が過剰と答えた企業の割合から不足と答えた企業の割合を引いた値●川口大司【ダイヤモンド・オンライン発】米IT大手の大量解雇が「日本人の大リストラ」につながる怖い話【連載・コラム】牧野 洋/Key Wordで世界を読む池上彰と増田ユリヤの世界最前線大隅典子/大人のための最先端理科井手ゆきえ/カラダご医見番深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!Book Reviews/佐藤 優/知を磨く読書Book Reviews/オフタイムの楽しみBook Reviews/目利きのお気に入りBook Reviews/ビジネス書ベストセラー山本洋子/新日本酒紀行後藤謙次/永田町ライヴ!From Readers From Editors世界遺産を撮る
祭祀を通じて顕現する中国皇帝像。前漢・後漢時代、皇帝は祭祀の実践によって国家の秩序と安寧をはかるが、両漢時代の祭祀の実態は十分に明らかではない。祭儀と祭祀場の分析を通じて、多様な思惟によって「皇帝」像がつくりあげられていく過程を解明する。
日本の最後の聖域を「裏支配」する男のあくなき野心と反骨の半生!障害をバネに差別と戦った若き時期、「旧時代のドン」野中広務を倒し、自ら巨大利権を手中にして1000万人組合員ににらみをきかせるーその実像とは。
ロマノフ朝ロシア帝国、4人目の皇帝アンナの治世は暗黒時代とも見なされているが、イタリアから劇団や音楽家などを招聘するなど、西洋文化を積極的に摂取したのもこの時代である。時代の息吹を教えるのは、新都サンクト・ペテルブルクの建設とともに、印刷・文字文化の媒体として発達したロシア特有の版画ルボークであった。本書は宗教物語、外国のニュースや風俗、風刺、日常生活など、世俗的で多岐にわたる題材を扱うルボークを紹介しながら、民衆の娯楽と啓蒙の世界を伝える。
7年ぶり“復活“KARAが今週の週刊朝日の表紙とグラビアに登場!
「6年間の体験がエネルギーに」
結成15周年を迎えたKARA。記念アルバムに収録した新曲「WHEN I MOVE」は一度耳にしただけで覚えてしまうメロディーやリズムが特徴です。メンバー5人が7年ぶりの“再始動”と、新曲にかける思いを語ってくれました。
「ミスター」でキュートな”ヒップダンス“を披露し、日本中を熱狂の渦に巻き込んだKARAが7年ぶりに帰ってきました。活動休止期間中、メンバー5人は異なるフィールドで活躍していましたが、その経験をすべて新曲に込めたそうです。メンバーそろっての来日も久しぶりで、ファンの皆さんがとても温かく迎えてくれたといいます。結成15周年を迎えた5人に心境を聞きました。笑顔溢れるカラーグラビアもお楽しみに。
その他の注目コンテンツは
●やっぱり変だよ岸田政権
年明け早々「異次元の少子化対策に挑戦する」と宣言した岸田文雄首相。ジャーナリストの河合雅司さんは「付け焼き刃のパフォーマンスだ」と一刀両断します。LGBTの人たちを「見るのも嫌だ」と発言して更迭された秘書官、唐突な防衛費増額に、各界の識者が怒りの鉄槌を下します。安倍晋三首相を「国賊」と呼んで処分された自民党の村上誠一郎議員が本誌に寄せた“直言“も必読です。
●【第1弾】大学合格者高校ランキング速報
難関国立大学の学校推薦型選抜・総合型選抜の結果がほぼ出そろいました。コロナ禍はまだ収束していませんが、これまでより課外活動が自由にできるようになり、こうした入試にチャレンジする受験生が増えているようです。東京大学や京都大学に合格したスーパー高校生の横顔も紹介。今年度からスタートした「探究学習」についても詳しく解説しています。
●便失禁にみんな悩んでる
「トイレまで我慢できずに漏らしてしまった」「気づかないうちに……」--実は65歳以上の男性の8.6%、女性の6.6%が便失禁に悩んでいるそう。潜在患者は国内だけで500万人以上になると言われています。尊厳にもかかわるデリケートな問題で、7割超の人が「誰にも相談できない」と悩みを深くしているのが実情です。どんな治療法や対処法があるのか、詳しく取材しました。
●「インボイス」はデス・ゲームだ!
10月に始まる消費税のインボイス制度。その実態はクリエーティブ産業など日本経済を支えてきた「フリーランス」という働き方を破壊しかねないものです。ジャーナリストの斎藤貴男さんが、クール・ジャパンを担うクリエーターらの声を丹念に拾い、その問題点を浮かび上がらせます。
■【特集】多死社会を生きる
「人が死ぬ話をするなんて、縁起でもない」
はたして、本当にそうだろうか。死は日常だ。
その時期は神仏のみぞ知るが、いつか必ず誰にでも訪れる。
そして、超高齢化の先に待ち受けるのは“多死”という現実だ。
日本社会の成熟とともに少子化や孤独化が広がり、葬儀・墓といった
「家族」を基盤とするこれまでの葬送慣習も限界を迎えつつある。
そのような時代の転換点で、“死”をタブー視せず、向き合い、共に生きる。
その日常の先にこそ、新たな可能性が見えてくるはずだ。
文・浅川澄一、小谷みどり、鵜飼秀徳、小林武彦、宮下洋一、足立倫行、山田敏弘、佐藤弘夫、編集部
PART 1 地盤沈下する葬儀・火葬
東京圏の葬送事情 生の出口と死の入り口をつなげ
編集部
PART 2 変わる終末期医療
“病院信仰”から脱却し、「死」を受け入れる医療へ
浅川澄一 福祉ジャーナリスト
PART 3 多様化する墓
個人でお墓を持たないという選択
編集部
COLUMN
お墓問題も「福祉政策」にすべき
小谷みどり シニア生活文化研究所 代表理事
PART 4 消滅する寺院
人口減少で“寺院消滅”の危機 「地域に開く」役割を取り戻せ
鵜飼秀徳 ジャーナリスト
COLUMN
「坊主バー」の店主が描くお寺の近未来
編集部
PART 5 サイエンス×死生観
INTERVIEW 生物はなぜ死ぬのか? AIが人間の進化を止める
小林武彦 東京大学定量生命科学研究所ゲノム再生研究分野 教授
PART 6 「死ぬ権利」の歴史
「多死社会だから安楽死」が日本人に不向きな理由
宮下洋一 ジャーナリスト
・一冊一会 特別編 書籍でめぐる死生観
足立倫行 ノンフィクション作家、編集部
PART 7 法医学の窮状
「死者の声」を社会に還元 死因究明制度の強化は急務
山田敏弘 国際ジャーナリスト
PART 8 葬送の過去・現在・未来
変わる日本人の死生観 生者と死者をつなぐ新たな物語を
佐藤弘夫 東北大学大学院文学研究科 教授
■WEDGE_SPECIAL_OPINION
・ウクライナ侵攻から1年 日本が学ぶべき教訓
PART 1
侵略国はなくせない この戦争が突き付けた厳しい現実
東野篤子 筑波大学人文社会ビジネス科学学術院 教授
PART 2
ロシアの「Z」に意味はない 21世紀に復権するシンボル政治
佐藤卓己 京都大学大学院教育学研究科 教授
PART 3
「平和な戦後」は訪れるのか? 戦争の行方を読み解く
鶴岡路人 慶應義塾大学総合政策学部 准教授 × 服部倫卓 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター 教授
■WEDGE_OPINION
・金融政策の転換 揺らぐ低金利 企業・国民が持つべき意志
小黒一正 法政大学経済学部 教授
■WEDGE_REPORT 1
・フェムテックの成長を好機に女性の“困り事”と向き合う時
編集部
■WEDGE_REPORT 2
・COLUMN 「乳がん検診」というプレゼント
編集部
■WEDGE_REPORT 3
・「有事」に無力な日本の電波法 ドローン活用に必要な覚悟
部谷直亮 慶應義塾大学SFC研究所 上席所員、編集部
■連載
・社会の「困った」に寄り添う行動経済学〈実践編〉:行動経済学・実践の「過去・現在」 (佐々木周作)
・インテリジェンス・マインド:秘密警察が阻止したマルクスの共産主義革命(小谷 賢)
・新しい原点回帰:酪農発祥の歴史を現代につなぐ 牛乳の高付加価値化(磯山友幸)
・MANGAの道は世界に通ず:ルールと常識、行儀を守る「良い子」 ブルー段階の「島耕作」(保手濱彰人)
・1918⇔20XX 歴史は繰り返す:諜報の本分を見失った戦間期日本 稚拙な対ソ連秘密工作(増永真悟)
・時代をひらく新刊ガイド:『田中耕太郎』 牧原 出(稲泉 連)
・さらばリーマン:「映画少年」から経営者へ 選球眼を武器に新たな道を拓く
鈴木 仁さん ミッドシップ代表取締役(溝口 敦)
・近現代史ブックレビュー:『私の昭和史 二・二六事件異聞』 末松太平(筒井清忠)
・Letter 未来の日本へ:“感動”という新たな一皿は「変化」と「挑戦」の先にある
岸田周三 「カンテサンス」オーナーシェフ(河合香織)
●各駅短歌 (穂村 弘)
●拝啓オヤジ (相米周二)
●読者から/ウェッジから
■【特集】長崎 異国菓子ものがたり
シュガーロードの出発点である長崎では、室町時代末から江戸時代にかけて、
砂糖をたっぷり使った贅沢な西洋菓子が次々に生まれました。
なかでも、いち早く菓子文化が花開いたのが、九州本土最西端の平戸島。
一方、長崎には隣国の中国からも大勢の人々がやってきました。
華僑となった人々が、故郷を懐かしんで作った中華菓子も
当地に根付いた甘味といえるでしょう。
異国から影響を受けた菓子文化が、今も大切に受け継がれる平戸島と長崎市へ、
甘い、甘い旅に出かけます──。
●お菓子の島、平戸へ
●コラム 春を祝う、長崎の桃カステラ
●長崎 中華菓子をたずねて
●長崎 異国菓子ものがたり〔案内図〕
■連載
・わたしの20代: 坂本真綾 歌手・声優・女優
・おいしいもんには理由がある: 大阪寿司の世界 [大阪市](土井善晴=文)
・京都の路地 まわり道: 京丹後(千 宗室=文)
・ひとときエッセイ「そして旅へ」: 旅を諦めない(トミヤマ ユキコ=文)
・あの日の音: 雪解けの音(北阪昌人=文・絵)
・ホンタビ!: 片野ゆか著『動物翻訳家』[山口県美祢市](川内有緒=文)
・メイドインニッポン漫遊録【最終回】: マルニ木工の椅子 HIROSHIMA[広島市]
・ナラカルト【最終回】: 花の社寺詣で[奈良市ほか]
・地元にエール これ、いいね!: 沼津のバー文化[静岡県沼津市]
・ホリホリの旅の絵日記: ねぶたの家ワ・ラッセ[青森市]ほか(堀 道広=文・絵)
付録ーCM方式大規模修繕コンサルタント業務マニュアル、機械式駐車場の維持管理に係る課題と解決策。
あなたもYOLO、私もYOLO。あなたも私も「一回きりの人生を生きる存在だ」という視点をもてば、同じ自己愛の風景も少し違って見えてくる。「なぜ、失恋の痛みはかくも深いのか?」「なぜ、多くの人は自分は損ばかりしていると思っているのか?」「なぜ、人は墓にこだわるのか?」「なぜ、品川ナンバーの人は練馬ナンバーの人をバカにするのか?」一見無関係に見える人の気持ちや様々な日常現象も、「自己愛」という共通のレンズを通して見ればスッキリ納得。
一人でいるのが好きな僕が地元を離れ、この東京まで来たのに「偶然」という言葉ほど似つかわしい言葉はない。ただそれは、行き当たりばったりというよりは予め決められていたという意味の方がしっくりくる。僕の人生を大きく変えたあの数年を今でもどう語ればいいかよく分からない。でも、もし誰かに聞かせるならまずは彼女のことから話すだろう。
規定打席数や規定投球回数も不要!不揃いのデータの平均であるプロ野球の打率や防御率のように、従来不可能であった比較・順序付けに対して、実行可能とした数学的な解決策を豊富な実例と共に提示。