東京の浪人生・橋本真人の部屋で同級生の撲殺死体が見つかった。時限爆弾を作っていたらしい橋本の行方を追う十津川警部は、京都駅爆破を予告する脅迫状が届いたことを知り、京都へ向かう。「自分たちで新しい駅舎を破壊しろ」という要求の真意を測りかねているとき、京都駅3番ホームで爆発が起きた!脅迫犯人の真の目的は何か!?好評「駅」シリーズ第8弾。
今、都市計画システムは大きな流動期を迎えている。大正から昭和初期を日本の都市計画の創成期、昭和40年代を確立・充実期とすれば、平成10年代は流動・再編期と捉えられる。その方向性を示すキーワードは「権限の分散=分権」である。中央官庁から地方自治体へ、自治体(公)から地域・企業(民)へ。この大きなうねりを望ましい地域空間形成に結び付けられるか否かは、自治体及び地域社会のまちづくり・地域づくりに対する情熱と力量に懸かっている。日本都市計画家協会は2001年のNPO法人化を機に、「情熱はあるが専門家やノウハウが不足がち」という自治体や地域に対する“助っ人集団”を目指して、本格的に活動を展開している。本書は、そうした活動の一環として会員自身の企画によって刊行されたもので、2000年の都市計画法改正で様相を一変させた線引き・開発許可制度について、現下の都市に生じている問題を見据えつつ、その活用可能性を展望している。「本書を読まずして線引きを語るなかれ」といってはやや言いすぎだが、実務者必見の書である。
本書は、企業がISO9001:2000を既に導入しており更にISO14001も導入し、「品質/環境統合マネジメントシステム(Quality/Environmental integration management system)」を構築し、組織のムダを可能な限り排しながら、より良い経営管理を達成するツールとして内部監査を実施することを念頭において構成している。なお、本書で説明している監査の進め方などに関しては、国際規格として2002年10月1日に発行された「ISO19011:2002Guidelines for quality and/or environmental management systems auditing(品質及び/又は環境マネジメントシステム監査のための指針)」に準拠させている。
初めてアンケート調査に触れる読者のための、統計ソフトSPSSを使ったわかりやすい入門書。失敗しない調査の準備、進め方から調査結果の考察まで、画面を見ながら理解でき、統計学の難しい理論は知らなくても高度な解析が自由に使えてすぐ役に立つ。さあ、あなたもさっそくページを開いて…マウスをカチッ。
街づくりの基本にある法律をわかりやすく解説。
『新約聖書ギリシア語小辞典』(教文館)の著者で、長年大阪聖書学院で新約ギリシア語を教えた織田牧師による文法解説書。解説に重点を置いているので独習に最適。約1800題の練習問題にはすべて解答が付いているのが特徴。
初めてアンケート調査を行う人のために、調査票の作り方、ミスをしない入力、見栄えのよいグラフ、統計処理のための手法と手順、出力結果の見方まで、ていねいにじっくり解説。統計学の難しい理論は知らなくても高度な解析が自由に使えてすぐ役に立つ。
平成14、15年度文部科学省委嘱事業「就業支援に関する実践研究」第1年次実践研究報告書。
本書は、建築系の学部学生・大学院生および技術者を対象に、鋼構造建築物の構造設計に必要な基礎理論を解説した。理解を容易にするために例題を随所に配置するとともに、理論と実際の現象との対応ないし乖離を認識できるように実験データを適宜示している。
ミステリー作家の吉本紀子は、週刊誌の仕事で夏の京都を訪れた。取材の目的は、嵯峨野に住むある女性の父親の失踪事件を調査するためだった。女性の知らないうちに、父は死亡したことにされ、莫大な財産はすべて人手に渡っているらしい。だが、死んだはずの父親が嵯峨野の山中で目撃されたというのだ。犯罪の匂いを感じ取った紀子は、早速、父親の死体が発見されたという天橋立へ向かったが、その矢先、殺人が…。歴史と自然に彩られた名勝の地で起きた惨劇の結末とは…。注目の気鋭が渾身の筆で書き下ろした傑作長編。
危機に直面した地域のコミュニティや環境の悪化した都市の周辺、衰退する中心市街地などに、必要に迫られて「まちづくり組織」が生まれ、退勢を挽回しようと自律的な活動を展開してきた。それはNPO(ノン・プロフィット・オーガニゼーション)やTMO(タウン・マネジメント・オーガニゼーション)という新しい組織形態を取っているだけでなく、行政区や町内会といった古くからの住民組織や行政内部に育まれた同志的な小集団など、多様な形態をなしている。本書では、このような「まちづくり組織」の形成過程を当事者からの直接のインタビューに基づいて構成すると共に、合意形成の場、共同規範による組織運営、ネットワーク的結合などに着目して、その組織としての特質を浮き彫りにしようと試みた。
デンマークが誇る建築、家具、照明、テーブルウェア、素材に対する敏感さ、ディテールへのこだわりが生む、美しいデザインの本質に迫る。
さわやかに美しく清々しく“いのち”耀いて生きることを優しく心豊かに語りかけるいのちの法話十六篇。
現象世界がかりそめのものであり、固有の実体をもたないことについては、仏教哲学の説くところと現代物理学者の大半が考えているところは一致しているらしいと、これまで言われてきた。しかし、それについての深い議論は聞いたことがない。ここに幸運にも、分子生物学の道からチベットの高僧の下での修行へと転身したフランス人僧侶と、ベトナム出身で仏教の伝統の下に育ったアメリカ人天体物理学者の間に、その議論が互いの納得のいくまで繰り広げられる機会が生まれた。たがいに相手の言い分に誠実に耳を傾け、問題の本質を突き止めようとする態度から、自然に「人はどう生きるべきか」という問いへの道筋が現れてくる。一粒の砂に宇宙を見よ。人間の未来をひらく僧侶と科学者の最高の対話。
コース別にお散歩に便利なイラストマップ付き。コラム24編に、巻末付録「新選組“はじめの一歩”編」として「その組織と魅力」「主要隊士列伝」「幕末人間臨終図巻」も併録。