新しい“発見”がある京都旅行をしてみませんか?清水寺、哲学の小径、祇園や先斗町、瑳峨野、大文字焼などの行事…。名所旧跡はもちろん、京都人しか知らない伝統や生活を、山村美紗が自作ミステリー作品の流麗に綴った文章でご紹介します。案内役は名探偵キャサリンをはじめおなじみの登場人物たち。ミステリアスな古都=京都を読み解くための旅行案内決定版。
朝吹和彦は、33歳、独身。四条にある宝石店の店長である。女性と付き合った経験は豊富だし、仕事柄いろいろな女性をみてきた。そんな彼が、美しくスタイルのいい、落合麻弓に心を奪われた。だが、関係のあったクラブホステスのルミが殺されたことにより、窮地に立たされた。続いて第二の殺人が…。しっとりしたたたずまいの古都京都を舞台に、本格ミステリーの女王が放つ、長編ミステリーの傑作。
花の京都を血に染めた新選組、尊皇攘夷の志士たちのもう一つ別の“秘史”
好奇心や常識の重要さ、科学者の老化現象、潜在意識の役割、インチキな大発見を見破る法。一度は読んでおきたい珠玉の科学論。
ウィルソンが宗教の可能性と意識の覚醒を探求した初期の大著、待望の完全版登場。C・ウィルソンの宗教論。
山村美紗の華麗で緻密なミステリー世界は、どのようにして創り出されるのか?作家生活20年になる著者が、初めて世に送るエッセイ集。トリックづくりの秘密から、時代風俗を鋭く推理する文章まで、ファン必読のとっておきの話。
複雑にからみあった要因をすっきり分析してくれる多変量解析を実用の面から分かり易く解説。コンピューター出力を見ながらすぐ分析できるよう工夫されているので、すぐ使いたい人に最適。データを具体的に分析してゆくうちに無理なく理論も身につくよう配慮されている。
環境に応じて7色に変わるカメレオン色素、表面の蜂の巣構造によって不思議な色合いを出せるアルミニウム、気体でも液体でもない超臨界流体、あたかも生命でもあるかのようにふるまう特殊高分子など、現代の化学は数々の特筆すべき機能を持った先端材料を生み出しています。本書では、もはや1つ1つの分子のデザインさえ問題になってきた機能材料研究の最前線を紹介してゆきます。
くらしに根ざした魔術の実態を詳細に明らかにし、キリスト教による魔術の取り込み・魔術との対立の歴史にイングランド民衆生活の変貌を跡づける。ウルフソン文芸賞受章。
「この娘の父親を捜しています」-恋人浜口とグアムの休日を楽しむキャサリンに話しかける、子供を連れた現地女性ナナ。そのナナが突然来日、京都・大原で轢き殺された。キャサリンは、ナナの遺品から父親候補として五人の「タナカ」をマーク。容疑者「タナカ」は、代議士・大学教授・病院長・医師・製薬会社社長と各界の名士だったが、彼らには完璧なアリバイが…。アリバイ崩しに挑むキャサリン、浜口を嘲笑うかのように、容疑者が一人また一人と消されていった。暴かれるエリートたちの仮面と殺意の渦。
神秘的な謎を秘めた島、バリ島。そこへ「古代裂れ」のルーツを求めて、織物業界の五人のライバルが旅立った。古代裂れに熱中しているキャサリンも、恋人浜口一郎と同行したが、異国情緒にひたる間もなく、第一、第二の殺人が…。さらに、予定を繰り上げ京都に戻った一行に第三の惨劇が起こる。名探偵キャサリンが、密室トリックに挑んだ本格長編推理の傑作。
人口爆発、放射能汚染、農薬の大量使用…。抜け出しがたい現代の危機の中で、この地球に「正しく」住むことは可能か?人間と自然の新たなかかわり。
京の歴史を彩った人物たちはどのような生き方をしたか-。平安遷都から近代に至る京都の地域史のなかで話題を残す人物に焦点を当てて第一線の研究者、作家がその人物像、歴史像を探る。平安建都千二百年を迎えそれぞれの時代を生き抜いた先人の過去をしのびながら今日の京都を照射し明日の京都を展望する-。