京都は本当に平安の都であったか。たび重なる災害と政争の坩堝・京都。応仁の大乱で焦土と化した京都。その京を不死鳥の如く甦らせたのは誰か。都に鮮麗な文化を創出させたのは誰か。異色の「中世都市・京都」の歴史。平安末から織豊時代まで。
明治以降、近代化がすすむなかで、都市・東京の街並はどのように変貌していったのか。お雇い外国人やエリートの日本人建築家たちがつくる洋風建築ではなく、江戸以来の伝統的な技術を伝承する棟梁・職人たちと市井の人々のエネルギーがつくりだした「伏流」の建築、あるいは和洋折衷の様式に目を向ける。異色の東京論。
21世紀を目前にして、大気汚染、温暖化、オゾン層破壊、酸性雨、森林破壊などの環境問題は地球規模に拡がりつつある。さらに、迫りくるエネルギー資源の欠乏は、人類の未来に不安をなげかけている。いま、われわれは何をなすべきか、長年、環境対策に携わってきた著者が、環境、エネルギー問題の現状とその対策の正しい方向付けを、文化や経済の問題にもふれながら科学的に解説する。
時代は新しいパラダイムを必要としている。著者らは、真鶴町という小さな1万人のコミュニティを舞台にパラダイムの転換を具体的に示した。本著は、その実践に基づいて法律、都市計画、建築という専門領域を越えて、「美しい町」をつくる方法を書き上げた力作。法律、都市計画、建築を統合するまちづくりの試み。都市計画学会賞/まちづくり学会賞受賞。
本書は、わかりやすく役に立つ効率的なノートのとり方を紹介する。
野田朝子は、故郷・京都のホテルで不実な恋人と別れ話をした後、久しぶりに妹の夕子と会う約束をしていた。しかし男への未練から約束の時間に大幅に遅れてしまう。姉を待っていた夕子は、マリと名乗る女性と男三人にレイプされ、それを苦に自殺してしまった。復讐を誓った朝子は、マリがクラブ「ファジイ」のホステスらしいことをつかみ、店で働き始める。が、そこには三人のマリがいた!長篇本格推理。
本書は、都市議員の現状と課題をテーマにして、一九九五年度に行われたアンケート調査の結果をまとめたものである。この調査は、住民にとって最も身近な政府である市・区に焦点を絞り、都市議員の背景・意識・行動を探ったものである。
本書は、木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造を中心に、建築物の骨組みや仕上げの構成を、多くの図を用いてわかりやすく解説している。
京都で小さなバー『ひらせ』をやっている玻奈子から、除夜の鐘を一緒に撞きませんか、と誘いを受けた宮之原警部は、大晦日当日京都へ向かう。しかし、撞くはずの等覚寺の鐘が何者かに盗まれ、その夜、寺の住職が殺される。さらに真相を追う宮之原の前に人気芸妓・染弥が現われるが、彼女のかつての恋人で有名な画家・利根山泰二も死体で発見される。鐘に秘められた過去と連続殺人の謎に宮之原警部が挑む。
すぐ使える初心者のための用語集。英語で論文を書くときの基礎知識(付)。