戦後の焼け跡、横丁のはなたれ小僧、日本経済の青春時代、高度経済成長のモーレツサラリーマン、安保と政治の季節、バブル経済の東京、そして現在…グラフジャーナリズムの旗手として、ドキュメンタリー写真家として、そして一人の日本人として、この国を見つめ続けてきたフォトジャーナリスト・長野重一の半世紀以上にわたる20世紀のクロニクルがここに完結。戦後から現在までが綴られた「記憶」に写るのは、この国を作りあげてきたあなた自身の姿でもある。珠玉のモノクローム作品、175点を収録。
実作のみならず計画案や最新プロジェクトを含む、岸和郎の20年の軌跡を模型写真・ドローイング・CGを中心に紹介。氏が考える「建築」について、また、自らの作品についてやこれからの展望などを語った対談も収録。
古代におけるユダヤ人迫害の実態を証す、重要史料。自ら使節となった哲学者が告発する。本邦初訳。
年末年始の休暇を京都で過ごすことにした宮之原警部。恋人の平瀬玻奈子が二人のために知人の別荘を借りたのだ。持ち主の波岡あかりは『トワイライト・タイム』という映画で一躍大スターになった女優。東山法然院の近くにあるレンガ造りの別荘に足を踏み入れた途端、血の海の中に波岡あかりが倒れていた!細雪がうっすらと積もった玄関の敷石には、小さなハイヒールの跡が残され…。長篇旅情推理。
ナイル鱸、大鮪、金眉魚…魚談義は盛りあがり博学の料理人が大演説、賢人たちの宴は果てない。
建築物の安全性を考えるうえで重要な部材に生ずる力を解析する能力を養うため、各種の解法や断面性能について例題を多く取り入れて、わかりやすく解説している。
筆者らは品質及び環境マネジメントシステムの審査員としての経験に加えて、一人は労働安全衛生マネジメントシステムを含む審査員研修機関を主管し、他は労働安全衛生マネジメントシステムの審査の現場に出ている。品質マネジメントシステム、環境マネジメントシステム、労働安全衛生マネジメントシステム三つのシステムに関する経験を余すことなく注ぎ込んでそれらについての解説を試みた。
OL三人組の麻知子、みどり、ユミと同宿だった新妻が鴨川で溺死、夫に疑惑が。続いてみどりが寂光院で毒殺され、彼女の愛人も謎の死を遂げた。犯人はみどりの婚約者なのか?自らも不倫の愛に悩む麻知子が、偶然出会ったカメラマンと複雑な密室トリックに挑む。愛が生んだ連続殺人を描く本格長編推理。
バリアフリーでは解決できない問題がある。誰もが使いやすいデザインをめざすユニバーサル・デザインへの理解は正しいのか。ユニバーサル・デザインの生みの親、ロン・メイスをはじめ、アメリカの関係者60名あまりにインタビューし、目指すべきは何か、その思想の根源と変遷に迫る。第一回ロン・メイス21世紀デザイン賞受賞。
運動を続ければ、老化を防ぎ、健康で長生きできる。日米の老化研究所がまとめた運動プログラムをイラストとともに紹介。歩行テストで体力水準や健康状態までわかる。「転倒」、「寝たきり」にならないためには、どうすればいいのか?-その答えはここにある。健康長寿へ向けた画期的な運動の手引書。
編集者の私は蛍が乱舞する京都の山道で、一人の少年と出会った。ひと月夜、また京都を訪れた私は、蓮華寺でその少年と再会する。蓮華寺は六年前に、建築家の甲斐と初めて出会った思い出の場所であった…。あなたの匂いをかぎ、あなたの肌に触れ、そのすべてをいとおしいと思う。“恋の力”に翻弄される女と男たちの運命を描く、感動の長篇恋愛小説。
本書では健康と関連し、生活に欠かせない“水”をキーワードに、京都や滋賀の名水やその周辺の文化財を巡りながら、のんびりウオーキングを楽しめるコースを京都市内、京都府内、滋賀県内の3地域から合計38コース選んでいます。
『遙かなる時空の中で』に登場する、京都の地名は全31か所。さらにCDドラマに登場する地名など、全45か所の名所を徹底取材!「京」の設定資料としてはもちろん、京都旅行のお供にもなるスーパーガイドブック。
初心者にもベテランにもすぐ使えるユーザー待望のAmosテクニック集。
重回帰分析、ロジスティック回帰分析からクラスター分析、パス解析、そして最近関心を集めている共分散構造分析まで、15の分析手法を分かりやすく解説。データ入力の手順から出力結果の読みとり方まで、誰にでも多変量解析がすぐ使えるように書かれている。
西田幾多郎・田辺元を中心に築かれ近代日本の知性を代表した哲学者たちの人間関係-その師弟・友情・葛藤の世界を興趣溢れる新資料を駆使して描く。
「人類学的アプローチ」と「霊長類学的アプローチ」-故今西錦司は、人間社会を解明する道として、この2つのアプローチを提起した。ブッシュマン研究は、この「人類学的アプローチ」の典型として、日本が世界に誇るユニークな学問、生態人類学の発展をリードしてきた。その35年の研究史の上に立ちながら、食物獲得、社会構造、無文字文化における年代記の再生、国家や植民地主義といった近代との関わりの中での社会変容まで、幅広いテーマで、今日のブッシュマンの姿を紹介する。