初めて満洲語を学ぶ人のために。学習の実践の場から生まれた独習できる満洲語テキスト。
各花街の行事をはじめ、2002年春現在の舞妓全員のポートレートも掲載するなど、多くの写真で花街の魅力を伝える一冊。
経常利益1兆円、徹底した現場主義、かたくななまでの原理・原則へのこだわり、変化への飽くなき追求ー「世界ナンバーワン」を目指す企業カルチャーとひとり勝ち経営の秘密に迫る。
テレビのクイズ番組に出たことがきっかけで、嵯峨秋子、明石夏子、伊勢次郎、志摩信一の四人は、京都・神戸旅行に出かけた。嵯峨野の落柿舎で四人の写真を撮ってくれた石上洋子が毒殺され、洋子が妊娠していたことがわかった。彼女の恋人・中川のぼると同じ会社に勤める志摩に嫌疑がかけられるが、志摩もまた毒殺されたのだ…。ダイイング・メッセージ、密室等ミステリーの醍醐味を凝縮した傑作旅情推理。
まちづくりの勉強をしたいと思うが、基本となる適当な図書がない。まず言葉の理解が必要だが、適当が辞書がない。また、分野別の図書はあっても、各分野を一覧できるような総合的な図書がない。本書はそのような現状を踏まえ、これから学ぼうとする人が、総合的にまちづくりを理解できるように、分野毎に理念や計画・手法的な面を中心にキーワードを選び、具体的な事例を加え解説。
70年をかけ全国の名庭を歴覧してきた京都林泉協会による、庭園鑑賞のエンサイクロペディア。歴史と思想、地割、石組、苑路、石造品、建造物等、庭園を理解するために必要な要素のすべてをまとめた。全国約1300件の名園と所在地を掲載、関係年表・参考文献目録など資料も充実。
京都を観光中のふたりの女子大生は歴史の重みを感じさせる四条通りの路地で殺人事件に遭遇する。彼女たちの通報により数分後にパトカーが駆けつけるが死体は跡形もなく消えていた。ところが翌日、大原の山道で被害者が発見され、京都府警は色めき立つ。中でも‘オコゼ’と仇名される一匹狼の刑事・魚住は独自に捜査をすすめ以前の事件で苦杯を舐めさせられた警察庁警部・宮之原に挑戦状を叩きつけるが…。
本書に採録する対象者は、往時遙か西方より日本に至るまで、峻険、酷熱、波濤のシルクロードを往き、あるいは来たって、東西世界の融和・文化の交流、とりわけ仏法東漸に尽くした人たちで、このほか軍事などでも、歴史的現実の一端を示す意味で取り上げた人物もある。ただ日本関係では、記録に残されている限りできるだけ採録することにした。採録者総数2135名。
西暦二〇〇〇年の秋、若冲生涯の地である京都で開催された「没後二〇〇年若冲」展において、京都国立博物館本館の全室を埋めつくした数々の作品は、まさしく観客の度肝をぬいた。その多くは初めて若冲を知った人びとであり、日本にこんな画家がいたのかという驚きに満ちたものであった。本書はその折の展覧会図録を一応の基礎とはしているが、種々の理由で展示できなかったり、展覧会以後に新たに発見された作品も相当数収載したものになっている。さらに、ほとんどの作品について新撮し、部分も精細緻密に再現された。
本書は、京の歴史的あゆみを視野に入れながら、古代、中世、近世、近代のそれぞれの時代に京に関わりを持った多様な女性の生き方を跡付ける内容となっている。
野村映子の夫・昭夫は、車もろとも宇治川に突っ込み、謎の転落死を遂げた。警察は事故と判断したが、不審を感じた映子は独自に捜査を開始する。一方、映子に協力的な笛木刑事が追う轢き逃げ事件は手詰り状態に陥っていた。そんななか、金閣寺で絞殺事件が発生。3つの事件に接点はあるのか?幻の処女長編、初刊行。ミステリーの女王の原点が甦る。
千年の都の水ものがたり。脈々と受け継がれてきた京の伝統と文化の秘密!都をつくり、文化をはぐくんだ水の流れが、ここによみがえる。今につながる水と人とのかかわりを、京の歴史・文化・伝説から探る。
アンケート調査で得られたデータを多変量解析の手法で分析するための進め方を、入力から結果の読み取り方まで、手順を追って解説。SPSSを使い始めたばかりの読者にも、はじめて多変量解析を学ぶ学生・研究者にも、重回帰分析、数量化1類・2類、ロジスティック回帰分析から主成分分析、コレスポンデンス分析まですぐ実用に役立つように書かれている。
あらゆるものを活かしながら生命の燃焼を基本とする密教。その代表的シンボルであるマンダラを再考することは、日常のさまざまな場面に潜む密教世界との遭遇をもたらす。本書では、思想的、実践的、そして芸術的な視点から、密教へのアプローチをはかり、心の自由が希薄な現代に、将来的な方向性を示していく。