大人になるっていいな。生まれ育った京都でのこと、作家になって始めた東京での暮らし。30年を振り返る、素顔の“初”エッセイ集!
京都東山の住宅街に佇む瀟洒な洋館「東山邸」には、年の離れた小鳥遊姉妹ー葉月と美沙が暮らす。葉月は人気脚本家だったが、批判を受け、思うように書けないでいた。ある夜、祇園の小料理屋で駆け出し俳優の鈴木英輔の出演ドラマを酷評していると、お忍びで来ていた英輔本人と遭遇。「あなたの先生になってあげる」と啖呵をきった葉月は英輔と京都を舞台に奔走し、やがてある事件が起きて…。一緒に英輔を“推し”ながら、気づけば仲間に囲まれ、ラストは温かな涙がこぼれる傑作長編!
恋の、歴史の、文学の舞台となり、文人墨客、志士たちの心を奪う名妓をあまた生み出した、京の花街。祇園、先斗町、上七軒、宮川町と、それぞれの歴史も趣も異なれど、このあわただしい時代に洗練された“遊び”の文化を守り続けてきた。「一見さん」には敷居の高い別世界だが、ひとたび玄関をくぐれば地位も年齢も関係なく「おにいさん」と呼ばれ、「はんなり」したもてなしが待っている。お近づきになって「粋なお人」といわれたい方、行かずとも「通人」になりたい方必読。
「関西人」と呼んでくれるな!-京都人らしさにこだわる「京都人」、サービス精神旺盛な「大阪人」、すっきり自然体の「神戸人」。三都には、それぞれの歴史に根づいた個性がある。“関西人”とひとくくりにされては大迷惑だ!本書は“京阪神”の「何が違うのか?」から「なぜ違うのか?」までを徹底分析。味覚、気質、暮らしっぷりやその成り立ちも網羅した関西研究の決定版。
余命10ヶ月?それがどうした!?オレは今、生きてるぜ。Web、テレビで大反響の新型闘病記『31歳ガン漂流』から1年ますます熱い日々。
団塊(全共闘)世代と言われる人たちがまもなく定年を迎える。社会変革を夢見て活動し、その後、高度成長期を走り抜け、戦後の一時代を切り拓いた全共闘世代とは、何者だったのか。そして全共闘運動とはいったい何だったのか?個人的経験から語りはじめ、この世代の意味を思想としてとらえなおす、同世代から団塊ジュニアまで必読の論考。
日替わりごはん、プレートランチなどなど、見てワクワク、食べて満足、まいにち食べたいカフェランチ。
逆差別の「現場」発タブーなき再生論!終わったはずの「同和事業」に隠された深き闇。続発する市職員不祥事と迷走する同和行政。解放運動の総本山で今、何が起きているのか。
誰も知らない、魔都・京都の奥の奥へとお連れします。今宵は、古都へのご招待。闇すらも美しく微笑む典雅な異界…。通天橋の錦秋の紅葉のように、円山公園の枝垂れ櫻のように、夢窓疎石の庭園に舞う吹雪のように、渓流に飛び交う蛍のようにーめくるめくパノラマは万華鏡のように廻り…。新しい物語が、語られるのです。千二百年の都が、産み出した子供たち。幻想と恐怖と驚異と闇と…そして、さらなる美の物語。
あなたの「京都通」度を認定。建築、庭園、美術分野をボリュームアップ、難関突破のための公式テキスト。