いづれの御時にか…ほぼ一千年前に誕生し、今もなお人々を魅了する『源氏物語』。現代の読者が源氏をしのび、より楽しめるような京都の名所を、季節の美しい風景や美術品とともに紹介します。五十四帖のあらすじ各一ページと“読みどころ”、おすすめの京菓子、瀬戸内寂聴の宇治十帖エッセイ、現代語訳の読み比べなど情報満載。
王家、貴族、女房、武士ー。平安京にわが世の春を謳歌した、時代のけん引者たちの足跡を辿る地図できました。現代地図と歴史地図を重ねた新発想の地図。
これは“コケ病”にかかり、街や森の風景がすっかり違って見えるようになってしまったゲッチョ先生の、その“初期症状”から“慢性化”までの物語。
佐々井秀嶺ー約四〇年間、一度も日本に帰国せず、灼熱の大地・インドで不可触民解放と仏教振興運動に命を捧げる僧侶がいる。今日、佐々井は全インドにちらばる仏教徒のみならず、その名を全インドに広く知られ、“不可触民解放の父・アンベードカル”の遺志を継ぐ大指導者として、ラジヴ・ガンディー以後、歴代大統領、首相たちで知らぬ者のない“荒法師”である。異国に生き、その他の何百万、何千万という民衆にかくも慕われ、その魂に溶け入った日本人がかつて存在しただろうか?女に悩み、“人間失格者”と自らに烙印を押してきた、悩み尽きない数奇にして波瀾万丈の彼の人生は、日本の民衆とインドの民衆が織りなす壮大なドラマである。
道の高低差がひと目でわかる。街を楽しむ31コース。
京都通の著者が紹介する、いつ訪れても心地よい場所、気が利いていて、誰かにあげたくなるお土産。常連さんも一見さんも御用達、京都ガイドの決定版。
京都の魅力は歴史的・文化的遺産ばかりじゃないー。旅する絵描きマツモトヨーコが、第二のふるさと京都の街かどで見つけた、愛すべきB級遺産の数々をイラストとエッセイで紹介。市内に点在する個性豊かなお地蔵さんコレクション、京都観光の“その先”を行くお散歩マップなども収録。見て、読んで、京都を旅したくなるオールカラービジュアル文庫。
えっ!あの有名人も御朱印コレクター?ご当地グルメを味わって、お寺グッズで運気急上昇。坐禅・写経を体験すれば、あなたも京都ツウの仲間入り。
「蹴上という地名は源義経の残忍さを伝える?」「異様に恐ろしい地名・閻魔前町の由来は何?」「大文字の“大”の字は国土地理院の地図にも載っている」「古代の京都には琵琶湖に次ぐ大きさの湖があった!」「二条城はふたつある!?」…など、京都の地理や地名、地図に隠された、古代から現代まで意外な歴史のエピソードを紹介。ただ観光するだけではわからない、思わずうなってしまう京都の雑学ネタが満載の本。
ほんの四〇年ほど前まで、日本には、革命運動に身を投じる若者が大勢いた。どれだけの若者がそれを今、すんなり納得できるだろう。どうして、学生運動は起こったのかー。遅れてきた世代の著者が探る、六〇年安保から東大闘争への軌跡。希望と怒りに彩られた、もう一つの学生運動史。
古語とは何か。「明治維新以前の言葉」ではない。江戸時代には『源氏物語』の言葉が、平安時代には『万葉集』の言葉が古語であったように、今後も書き換えが続いていくのである。江戸中期、初めて「古典をその時代の言葉で読む」方法が確立する。賀茂真淵、本居宣長らによって夥しい古語が読まれ、解釈され、『万葉集』や『古事記』は庶民に近くなる。その過程で生まれた仮説や誤りの謎を解き、言葉の本質を考える。
「私のみつけた京都あるき」から1年。多くの反響にお応えして、パワースポットめぐりや街あるき、お店紹介もさらに深く、楽しさ倍増ーこれ1冊で京都がもっと楽しくなるはず。
ANAグループ機内誌『翼の王国』人気連載コラム。祇園の粋な遊び方、教えます。
西洋絵画を鑑賞したとき、あるいはヨーロッパの美術館や教会を訪れたとき、こんなふうに思ったことはないだろうか。「キリスト教のことを知っていたら、もっと理解が深まるはずなのに…」巨匠たちが競って描いた名エピソードを題材に、聖書が伝える世界と、救世主イエスの教えを読み解く。