勉強とは「抽象化」することである。教育は一種の負荷である。かける以上は無意味であってはならない。勉強することの本質を鋭くついた画期的論考。
漫画『新・鉄子の旅』と連動した話題のブログが単行本化!“美才”女優がハマった「ちょっとディープな鉄道旅」のすすめ。「ソフテツ」とは、ソフトな鉄道ファンのこと。
少ない材料・少ない手順。なのに仕上がりは抜群。「あれ、作って!」とねだられる、みんなが大好きな絶品メニュー。
幕末期の近代科学導入から、ノーベル賞受賞者一六人輩出に至るまでに発展した日本の科学は、どんな人たちによって築き上げられてきたのか?会津出身ながら湯川秀樹につながる日本の物理学をスタートさせた山川健次郎、国際レベルの加速器を作った仁科芳雄、戦時下で海洋生物学の研究に邁進した團勝磨・ジーン夫妻、筋肉収縮の機序を解明した江橋節郎…。戦争や国境を乗り越え、道を切り拓いてきた科学者たちの苦闘と歓喜の足跡から綴る、知られざる近現代日本科学史。
「しんじさん、京都はどう?」朝から創作。昼を過ぎれば、飲んで食べて唄って踊り、神社に本屋にレコード屋、錦やメトロをぶらぶらし、全国各地を飛び回る。鯖寿司、焼き鳥、お好み焼き、ビールに焼酎、さあ乾杯!作家・いしいしんじと過ごす“春夏秋冬”。巻末特別付録「いしいしんじの京都地図」「美味しい店紹介」他。
南から吹くやわらかい風、“凱風”。神戸の一隅にその名を冠した著者の自宅兼道場「凱風館」が竣工した。この手で道場をつくりたいと願い、「宴会のできる武家屋敷」を目指した思想家・武道家の家づくりの哲学とはー書斎、合気道稽古、能舞台、寺子屋学塾、安眠…住まうことは生きること、教育の奇跡を信じ、次世代への贈り物としてウチダタツルが考え抜いた「住まいの思想」。
不浄である泥の中から茎を伸ばし、清浄な花を咲かせるハスは、仏教が理想とするあり方、極楽浄土に最もふさわしい花とされる。このように仏教ではさまざまな教義が植物に喩えて説かれ、寺や墓のまわりも仏教が尊ぶ植物で溢れている。球根が土砂崩れを防ぐ特性から墓地を守る花として重宝されたマンジュシャゲ、疫病を避ける物質を持つため鬼門に植えられるナンテン、神聖な花の象徴であり寿命が長いために墓に供えられるキク。人気植物学者が、仏教が理想とした植物の生きる知恵を楽しく解説。植物と仏教の新たな魅力がわかる一冊。
京都の和菓子と一口に言っても、お餅屋・お菓子屋の違い、ご存知ですか?京都生まれ京都育ち、気鋭の歴史時代作家がこっそり教える京都の姿。『枕草子』『平家物語』などの著名な書や、『鈴鹿家記』『古今名物御前菓子秘伝抄』などの貴重な史料を繙き、過去から現代における京都の奥深さを教えます。誰もが知る名所や祭事の他、地元に馴染む商店に根付く歴史は読んで愉しく、ためになる!
儒教は宗教というより、単なる倫理道徳として理解されがちだ。古い家族制度を支える封建的思想という暗いイメージもつきまとう。しかし、その本質は死と深く結びついた宗教であり、葬儀など日本人の生活の中に深く根を下ろしている。本書は、死という根本の問題から儒教を問い直し、その宗教性を指摘する。そして孔子以前に始まる歴史をたどりながら、現代との関わりを考える。全体を増補し、第6章「儒教倫理」を加えた。
コミュニティカフェを開けば、イベントで人を集めれば、「場づくり」になるのか?人が出会い、つながる「場」は、どのように立ち上がるのか?著者自身が手掛け、また訪ねた豊富な事例をもとに考える、「人が成長する場」、「他者とつながる場」、「創発を生む場」としての「カフェ」を成立させるための機微と方法論。
進学のため金沢から京都へ引っ越してきた、双子の兄妹の直史とまどか。見知らぬ土地で暮らし始めたふたりは、あやかしと人間との間を取り持つ神・ククリ姫と出会う。彼女の願いは、かつて文豪・泉鏡花がしたように、あやかしを語り命を与える「語り手」に直史がなることだった。そのお礼は、葛菓子にタイの棒寿司、故郷の味の治部煮などなど、おいしい海山の幸。かくして、あやかしを語り、あやかしと食卓を囲む、二人の不思議でおいしい新生活が始まることになって…。
餃子、春巻、酢豚…品書きは至って普通、しかし京都の中華はちょっと違う。にんにく控えめ、油控えめ、強い香辛料は使わない。だしのとり方が独特で、どの店も勘定がやさしい。花街で愛されてきた割烹式中華から、学生街のボリューム満点中華まで、この街の歴史や風習に合わせて変化してきた「京都でしか成り立たない味」のルーツを探索する。
人生をより豊かにする上質なオフ生活情報誌□■□■□日経おとなのOFF1月号□■□■□
豪華3大付録
・若冲クリアファイル
・2017年名画カレンダー
・2017年必見の美術展ハンドブック
■【Special1】2017年絶対に見逃せない美術展
ブリューゲルの傑作「バベルの塔」がやって来る
◆驚異の細部にズームイン!
ギリシャ神話を知れば名画がもっと楽しくなる
◆ミュシャ「スラヴ叙事詩」って何だ?
◆世界ビックリ画家選手権
・NO1. ヒエロニムス・ボス
・NO2. 河鍋暁斎
・NO3. ジュゼッペ・アルチンボルド
・NO4. 雪村
・NO5. アドルフ・ヴェルフリ
◆江戸時代の人気絵師対決!
京VS江戸
京都 若冲、応挙、芦雪、蕭白
江戸 北斎、春信、国芳、広重
◆西洋に浸透した北斎の底力
◆コレクターたちの草間彌生論
◆ライバルズ! すごいのはどっち?
レオナルド×ミケランジェロ
ピカソ×シャガール
マティス×ルオー
◆日本美術鑑賞のツボ
●茶碗鑑賞のツボ
名碗オールスターで知る日本人の目の付けどころ
●仏像鑑賞のツボ
仏像界の両雄そろい踏み! 運慶vs.快慶
●日本刀鑑賞のツボ
フォルムと輝き微差に目を疑らせ!
●古文書鑑賞のツボ
すぐに使える古文書解読術
◆科博は「芸術」を超えたアート館だ
大英自然史博物館vs.国立科学博物館
知られざる美術展の舞台裏 高橋明也(三菱一号館美術館館長)が教えてます。 【Special2】おとなのクラッシク入門
2017年、オペラへの招待
◆Regular
櫻井 寛が行く
・世界最長の鉄道トンネル
「ゴッタルド・ベース・トンネル」でアルプスを縦断する!
日本の誇りをつなぐ
秋田の手仕事
【Check The News! 】
■Book 人間対AIの真剣勝負
■Music バッハの第一人者が挑むベートーヴェン
京女の大学教授と「東寺」の謎を探る、伝統工芸ライターが教える「二条城」の魅力、ベラルーシ女性と「哲学の道」で器めぐりなど。穴場満載の「京都人による京都発見本」。